レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 高崎市立中央図書館 (2310031) | 管理番号 (Control number) | 0131225166 | ||||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2020年10月03日 | 登録日時 (Registration date) | 2020年11月17日 10時54分 | 更新日時 (Last update) | 2020年11月24日 16時47分 | ||||||
質問 (Question) | 小鼓の演奏の仕方と組み立て方がわかる本はあるか。 | ||||||||||
回答 (Answer) | 小鼓は能楽、歌舞伎囃子、民俗芸能などに用いられる日本の打楽器で、流派には観世流、幸流、幸清流、大倉流があります。 胴、表革、裏革、縦調べ、横調べ、小締、で構成されており、それぞれ桜材、馬皮、麻の縄、絹の丸打ちひもが用いられています。 演奏法としては、左手で調べを持ち、右肩にのせ、右手で表革を打ちます。音を変化させるときは、調べを絞めたり緩めたりして革のはり具合を加減し、手指のあたる位置や打つ強さ、指の本数などで打ち分けています。 小鼓の皮は乾燥すると固くなるため、奏者が息を吹きかけて湿度を調整します。また、和紙をちぎって唾液で濡らしたものを皮につけて音のバランスを調整しますが、この作業を“調子をつける”といい、この時に使う紙を“調子紙”といいます。 以下、当館所蔵の参考資料になります。 1.カラー写真での解説がある資料 日本の楽器 1打楽器(CD付き) 絞太鼓、小鼓、大鼓を知る p26-27 小鼓、大鼓の構えと打ち方 p30-31 CDに良い音と悪い音の例あり。 締太鼓、小鼓、大鼓を打つ p32-33 CDに演奏例“能囃子「中の舞」”あり。 小鼓と大鼓のデュエット p34-35 CDに演奏例“長唄囃子の「チリカラ」拍子”あり。 演奏前の作法と小鼓のしまい方 p36-37 使用後に保管するための分解の仕方あり。 締太鼓、大小鼓の取り扱いについて p38 図説日本の楽器 小鼓 p98-100 解説のほかに、組み立て方(大倉流)のカラー写真での解説あり。 2.文章での解説がある資料 日本楽器法(CD付き) 小鼓 p179-188 小鼓の「歴史」「構造」「奏法」「譜例」の記載あり。 「打ち方」の白黒写真あり。 CDには譜例の音声が収録されている。 日本の楽器 小鼓 p218-221 小鼓の「構造」「奏法」「歴史」の記載あり。 日本音楽大事典 小鼓 p365-367 能楽の小鼓を中心に解説されている。 小鼓の「構造」「奏法」「粒と手組」「記譜法」「流派」の記載あり。 初めての和楽器 岩波ジュニア新書 小鼓 p141-145 小鼓の「構造」「奏法」の記載あり。 「構え方」の白黒写真あり。 | ||||||||||
回答プロセス (Answering process) | 以下の資料にも小鼓についての記載がありましたが、回答に挙げた資料に比べて具体的な内容ではなかった。 邦楽百科辞典 吉川英史著 音楽之友社 1984.11 小鼓 p394-395 サライ 9(24) 通巻199号(1997年12月18日号) 特集 和楽器を奏でる 小鼓(能楽) p.44 小鼓(囃子) p.45 | ||||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | |||||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | |||||||||||
寄与者 (Contributor) | |||||||||||
備考 (Notes) | 2020.11.4:回答プロセスに「サライ 1997年12月18日号)を追加。 | ||||||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 | 内容種別 (Type of subject) | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | |||||||
登録番号 (Registration number) | 1000289580 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |