レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年10月26日
- 登録日時
- 2011/10/26 17:36
- 更新日時
- 2011/11/18 15:52
- 管理番号
- 2011-3
- 質問
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解決
同じ漢字を繰り返す時に使う【々】という字の読み方を知りたい。
- 回答
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『日本国語大辞典』の【ノマ】という項に次のとおり説明がある。
のま【々】
(「々」が、かたかなの「ノ」と「マ」を組み合わせたように見えるところからの通称。「ノマ」とかたかなで表記する)
同じ漢字が続いて繰り返されるとき、第二字に代えて用いる記号で、読みは第一字に従う。漢字の「繰り返し記号」で、重字、畳字ともいい、かたかなの「ヽ」、ひらがなの「ゝ」とともに「おどり字」の一種。その形は「仝」の変形ともいわれるが、中国でも用いられていた二点が日本で変化して出来たものか。「同の字点」ともいわれる。
『日本国語大辞典』(小学館)より
『デジタル大辞泉』では【ノマ】、『広辞苑』では【ノマ点】となっていた。
- 回答プロセス
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①オンラインデータベースの『ジャパンナレッジ』で【々】を検索したところ、【ノマ】『日本国語大辞典』、【ノマ】『デジタル大辞泉』、【同の字点】『デジタル大辞泉』が見つかる。
②『日本国語大辞典』の【ノマ】の項目に書かれていた【同の字点】、【踊字】、【重字】、【畳字】のそれぞれについて参照するが、読みについてはこれ以上書かれていなかった。
③その他の辞典(参考資料②~⑤)では『広辞苑』で【ノマ点】の項目があったが、『日本大百科全書』、『字通』には項目がなく、『大漢和辞典』(大修館書店)の【々】の項目には読みが記載されていなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 辞典 (813 9版)
- 参考資料
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- ①『日本国語大辞典』(小学館)
- ②『広辞苑』(岩波書店)
- ③『日本大百科全書』(小学館)
- ④『字通』(平凡社)
- ⑤『大漢和辞典』(大修館書店)
- キーワード
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- 日本語
- 漢字
- 記号
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000093643