レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年12月01日
- 登録日時
- 2018/02/06 10:49
- 更新日時
- 2018/02/06 10:53
- 管理番号
- 市川20171201-01
- 質問
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解決
ニッケコルトンプラザができる前にあった「ニッケの池」について知りたい。
- 回答
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ニッケコルトンプラザは日本毛織中山工場跡地に建てられているため、『市川市動態図鑑 昭和36年度版』(日本都市協会市川事務局)p.224で、「日本毛織中山工場」を確認したところ、工場の向かいに「日本毛織緑風館」をはさんで塗られた箇所があり、これが該当の池だと思われる。
『ゼンリンの住宅地図:市川市 1977年』(以降住宅地図は全てゼンリン)までは、「日本毛織緑風館」が「ニッケ健保会館」に変更されているものの、ほぼ同じ形で塗られているため、1977年までは大きな池があったことがわかる。
国土地理院の「地図・空中写真閲覧サービス」(http://mapps.gsi.go.jp/ 2018.1.24確認)でも、昭和23(1948)年、昭和50(1975)年の空中写真で同じ形の池を確認することができた。
『日本毛織百年史』(百年史編纂室/編 日本毛織 1997)p.744-745では、日本毛織中山工場が1982(昭和57)年に全面閉鎖を発表したこと、また取り壊し前の中山工場の空撮写真が掲載されており、池を確認できる。
『あのころ あれから:ニッケ中山工場に思いをよせて』(小川愛子/編 龍書房 2000)p.22,p.52,p.102には、「表門前の池」でボートに乗る人や釣りをする人の写真が掲載されている。また、p.26には「中庭の池」、p.28には「はす池」など工場の敷地内には小さな池もあったようだ。
『市川さんぽ』(交通新聞社 2016)p.6-7では、松木安太郎氏が、「子供のころは今のニッケコルトンプラザのところに小さな池があって、(中略)釣りをしたことをよく覚えています。」と幼少期の思い出を語っている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000230079