レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2020/05/20 16:04
- 更新日時
- 2020/05/21 09:20
- 管理番号
- 米図20200520
- 質問
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解決
大山おこわについて詳しい資料はないか。パンフレット等をみるが、由来が諸説あり、分からない。
- 回答
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(1)【資料1】『続大山町誌』729pコラム「『大山まいり』と『大山おこわ』」に、大山住職による大山おこわの由来あり。大山おこわという食べ物はもともと無く、大山まいりが盛んになるにつれて弁当として「おこわ」が定着したとある。
(2)【資料2】『日本の食生活全集鳥取』302p 大山おこわ「伯耆大山周辺で古くから伝えられているもので、慶弔いずれにもつくる」と記載あり。
(3)【資料3】『改訂版 鳥取県まるごと読本』53p 大山おこわの地区ごとの名前の違い、レシピについて記載あり。
(4)【資料4】『伯耆国・大山歴史読本』164p 大山おこわの名が定着したのは明治時代、その由来は大山僧兵の出陣に際して食したものと記載あり。
(5)【資料5】「食のみやこ鳥取県」HPhttps://www.pref.tottori.lg.jp/178218.htm 由来は「昔、僧兵が戦場に行く時に戦勝を祈願して山鳥と山草を入れた米飯を炊き出したのが始まりと言われ、その後祭りや祝い事のごちそうとして受け継がれてきた」とあり。また、「明治時代には、大山寺の博労座で開かれていた牛馬市で各地から集まった人たちの食事や大山参りの弁当としても親しまれてた」とあり、時代ごとの変遷が書かれている(2020年5月確認)。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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【資料1】大山町誌編集委員会 編 , 大山町 (鳥取県). 大山町誌 続. 大山町, 2010.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011017516-00 -
【資料2】「日本の食生活全集鳥取」編集委員会編集 , 「日本の食生活全集鳥取」編集委員会 , 福士, 俊一 , 遠藤, 花枝. 聞き書鳥取の食事. 農山漁村文化協会, 1991. (日本の食生活全集, 31)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I005719555-00 , ISBN 4540910035 -
【資料3】鳥取県. 鳥取県まるごと読本 改訂版. 今井印刷, 2016.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I027648676-00 , ISBN 9784866110455 -
【資料4】伯耆国・大山歴史読本 : 読む・見る・歩く : おとなのための街歩きガイドブック. KADOKAWA, 2018. (別冊歴史読本, 12号 ; 第40巻第9号 ; 通巻869号)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I011740694-00 , ISBN 9784046021014 - 【資料5】食の都鳥取県HP https://www.pref.tottori.lg.jp/178218.htm
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【資料1】大山町誌編集委員会 編 , 大山町 (鳥取県). 大山町誌 続. 大山町, 2010.
- キーワード
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- 大山おこわ
- 大山
- 郷土料理
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000282317