レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年6月20日
- 登録日時
- 2017/07/01 15:31
- 更新日時
- 2018/08/17 11:33
- 管理番号
- 相大-H29-031
- 質問
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解決
空海(弘法大師)の「五筆」(ごひつ)について、わかりやすい資料はないか。(「五筆」とは、唐の皇帝から宮中の壁に書を書くように命ぜられた空海が口と両手、両足に筆を持ち、一度に五行の書を書いたという伝承)
- 回答
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以下の資料を提供した。
『齋藤孝の天才伝4 空海』
『空海はいかにして空海となったか』
『世紀末を救う超人「弘法大師・空海」』
『図解雑学 空海』
『弘法大師 伝承と史実』
- 回答プロセス
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自館OPACで“クウカイ コウボウダイシ ゴヒツ”ではヒットなし。
“クウカイ”“コウボウダイシ”でヒットした資料にあたる。
①『齋藤孝の天才伝4 空海』 齋藤孝/著 大和書房 2006 【s24462699 188.52】
p101「一度に五本の筆を使える「五筆和尚」(ごひつわじょう)と讃えられた」とある。
②『空海はいかにして空海となったか』 武内孝善/著 KADOKAWA 2015 【s32792806 188.52】
p201「五筆和尚」の初出が天台宗・第五代座主(ざす)円珍が福州開元寺のできごと「両宗を弘伝せんことを請う官牒案(かんじょうあん)」草本第一に記されている、とある。
③『世紀末を救う超人「弘法大師・空海」』 青山央/著 アクア出版 1998 【s16116394 188.52】
p165、五筆和尚について、またこの伝承が史実かどうかについての各説も記載あり。
④『図解雑学 空海』 ナツメ社 2003 【s22155220 188.52】
p114「五筆和尚」についてと、『弘法大師行状絵詞伝』(法楽寺)に描かれている5本の筆を使って書を書く空海の図版あり。
⑤『弘法大師 伝承と史実』 武内孝善/著 朱鷺書房 2008 【s24076499 188.52】
p80「五筆和尚」の伝承をめぐって、平安時代に成立した以下6冊の大師伝でどのように記されているか記載あり。
・『金剛峯寺建立修行縁起』康保5年(968)
・『弘法大師伝』 長保4年(1002)
・『本朝神仙伝』 天永2年(1111)
・『大師御行状集記』 寛治3年(1089)
・『弘法大師御伝』 永久年間(1113~1118)
・『高野大師御広伝』 元永元年(1118)
注:【 】は自館の資料コードと請求記号
- 事前調査事項
- NDC
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- 各宗 (188 9版)
- 参考資料
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- 『齋藤孝の天才伝4 空海』 齋藤孝/著 大和書房 2006
- 『空海はいかにして空海となったか』 武内孝善/著 KADOKAWA 2015
- 『世紀末を救う超人「弘法大師・空海」』 青山央/著 アクア出版 1998
- 『図解雑学 空海』 ナツメ社 2003
- 『弘法大師 伝承と史実』 武内孝善/著 朱鷺書房 2008
- キーワード
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- 弘法大師
- 空海
- 五筆
- 五筆和尚
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 仏教
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000218163