レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20210201
- 登録日時
- 2022/02/16 00:30
- 更新日時
- 2022/02/16 00:30
- 管理番号
- 0400002015
- 質問
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解決
「白山公園」という歌を作ったのは犬童球渓で合っているか。また,「白山公園」の楽譜を見たい。
- 回答
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下記資料に「白山公園」は犬童球渓が作った歌と記載あり。また,「白山公園」の楽譜と歌詞の記載があった。
(1)新潟市立図書館の所蔵資料で調査
①『白山公園あたり』(新潟市 2000)p40
「白山公園もたぶん犬童が作って生徒に教えた歌であろう。」とあり。
②『市史にいがた 第4号』(新潟市 1989)p84
「②女学校の歌声」に楽譜や歌詞の掲載あり。
③『叡知の鏡』(新潟県立新潟中央高等学校 2000)p268~272
「白山公園」についての記述はないが,毎年音楽会が催され「旅愁」や「故郷の廃家」が必ず歌われたことや,「第一学年乙組 田邊ふさ子」(本科8回)と記された音楽ノートが見つかったこと,球渓の授業の様子などの記載あり。
④『球渓散策 愛唱歌の周辺をあるく』(関 徹著 越書房 1998)p82~98
『越佐教育雑誌』 越路唱歌① 第一七二号(明治四○.四.一○)球渓生 とあり。
p15に『越佐教育雑誌』の「白山公園」の楽譜(数字譜)と歌詞の写真が掲載あり。
『越佐教育雑誌』(越佐教育雑誌社)を所蔵している新潟県立図書館へ照会し,資料を確認してもらったところ,172号p20に「越路唱歌(1)球渓生」,p21に「白山公園」の歌詞が掲載されていることがわかった。
・歌詞の後に歌詞を示す仮名文字の上に数字を割り振った略式の楽譜(数字譜)がいずれも付いている。
・文中に「『田邊ノート』を補強するものとしての「越佐教育雑誌」の球渓寄稿分の発見も大きな意義を持っている。これによりいまひとつはっきりしなかった前述の「白山公園」「信濃川を下る歌」の二曲が球渓作であることが立証された。」とあり。
(2)新潟県立図書館「新潟県立図書館郷土人物/雑誌記事索引データベース」で検索
https://www.pref-lib.niigata.niigata.jp/?page_id=1139(インターネット情報は2021年2月1日確認)
「犬童球渓」で検索。⑤と⑥を確認したが,いずれも記載なし。
⑤『郷土新潟』第31号(新潟郷土史研究会 1991)p51~53「犬童球溪の碑」
⑥『新潟ゆかりの文人たち 杖のとめどころ』(谷川 敏朗著 考古堂書店 1992)
次に,「白山公園」で検索。⑦を確認したが記載なし。
⑦「郷土新潟」第28号(伊東 祐之著 新潟郷土史研究会 1987) 「白山公園の創設と維持」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
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- 白山公園あたり
- 市史にいがた 第4号
- 叡知の鏡
- 球渓散策
- キーワード
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- 白山公園
- 犬童球渓
- 新潟県高等女学校
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 一般利用者
- 登録番号
- 1000312162