レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2010/09/09 11:22
- 更新日時
- 2018/09/05 11:38
- 管理番号
- 戸畑児童 92
- 質問
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解決
戸畑祇園大山笠はいつ始まったのですか。
- 回答
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『二百年の祭』によると、飛幡八幡宮の記録には、「享和2年村内に疫病蔓延し、非常に苦しみたるを以って、有志相はかり、御祭神須賀大神に疫病退散、平癒大祈願を執行せるに、大神の大み恵によって、ようやく終息せり、もって翌年7月にこれを祝い山笠を作り、村人これに和したり。もって今日に至る」と記載があり、1803(享和3)年に須賀大神に疫病退散を祈願して始まったのが祭りの起源とされています。
1957(昭和32)年、西大山笠の真鍮製擬宝珠と、天籟寺大山笠の切幕など一式が福岡県指定有形民俗文化財に指定されました。また同年、戸畑祇園大山笠行事が福岡県無形文化財に指定された後、昭和55年には国指定重要無形民族文化財に指定されています。
現在、大山笠行事は、現在、毎年7月第4土曜日を挟む3日間、大山笠競演会は第4土曜日に行われています。
2016(平成28)年11月30日にユネスコ無形文化遺産に登録されました。(2018年9月4日追加)
- 回答プロセス
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戸畑祇園に関する資料をあたりました。どの本も、飛幡八幡宮の記録をもとに祭りの起源を紹介しています。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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『二百年の祭』 戸畑祗園大山笠振興会 2004年
(32頁) -
『戸畑祗園大山笠行事 昭和33年度版』 戸畑市教育委員会/編 戸畑市教育委員会 1958年
(4頁) - 戸畑祇園大山笠振興会事務局 http://tobatagion.jp/ 2011年12月10日
- 北九州市 「戸畑区 戸畑祇園大山笠」 http://www.city.kitakyushu.lg.jp/tobata/menu27_0026.html (2011年12月10日)
- 文化遺産オンライン「山・鉾・屋台行事」 http://bunka.nii.ac.jp/special_content/ilink1 (2018年9月4日)
- 北九州市「ユネスコ無形文化遺産登録・国指定」戸畑祇園大山笠行事 http://www.city.kitakyushu.lg.jp/shimin/02100245.html(2018年9月4日)
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『二百年の祭』 戸畑祗園大山笠振興会 2004年
- キーワード
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- 戸畑祗園
- 祭り
- 照会先
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- 飛幡八幡宮
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000071082