レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年10月17日
- 登録日時
- 2020/10/29 16:02
- 更新日時
- 2020/11/06 09:49
- 管理番号
- 横浜市中央2601
- 質問
-
解決
国内の、喘息およびウイルス性肝炎の、患者数もしくは死亡者数の推移の分かるグラフが掲載されている資料、グラフ及び推移についての解説や考察がある資料が見たい。
- 回答
-
1 喘息について
(1)『喘息予防・管理ガイドライン 2015』
「喘息予防・管理ガイドライン2015」作成委員/作成 協和企画 2015.11
次のグラフの掲載があります。
p.21「年齢層および男女別に見た喘息総患者数」(対象:2008年)
p.25「わが国の喘息死亡率(総数)の推移」(対象:1950~2013年)
「喘息死総数の年次推移」(対象:1950~2013年)
p.26「年齢調整喘息死亡率と喘息死亡率(総数)の推移」(対象:1955~2012年)
p.27「年齢階級別喘息死亡率の年次推移」(対象:2003年、2008年、2013年)
「年齢階級別喘息死亡数」(対象:2013年)
p.28「性別年齢階級別死亡率」(対象:2013年)
p.29「喘息死亡率の推移(年齢階級5~34歳)」(対象:1950~2013年)
また、年齢階級喘息死亡率は1950年以降、2回にわたり喘息死亡率が上昇した時期があり、
喘息死が増加した要因について言及しています。
(2)中澤次夫「わが国の喘息死の動向」
『アレルギー』第53巻第11号(日本アレルギー学会 2004.11)p.1112-1118
次のグラフの掲載があり、数値の変動について言及しています。
p.1113 「Changes in the number of asthma deaths among adults(>15years old)
in Japan from 1980 to 2002」(15歳以上の喘息死数の推移、対象:1980~2002年)
「Changes in the asthma deaths rate in the age 5-34 years from 1950 to 2000」
(5~34歳の喘息の死亡率の推移、対象:1950~2000年)
p.1114「Changes in the number of asthma death cases in Japan 1980 to 2002
(Total and Male/Female)」(男女別喘息死数の推移、対象:1980~2002年)
(3)岩永賢司「日本における気管支喘息の疫学」
『日本臨床』2016年10月号(日本臨床社 2016)p.1603-1608
次のグラフの掲載があり、数値の変動について言及があります。
p.1605「年代別喘息総患者数の推移」(対象:1999年~2014年)
「喘息入院患者数の推移」(対象:1999年~2014年)
(4)『ぜんそくQ&A パーフェクトコントロールの手引き』 久保裕/著
法研 1999.10
次のグラフの掲載があり、p.133-134で喘息死の原因について言及しています。
p.132「日本の喘息死亡者の年次推移」(対象:1988~1997年)
2 ウイルス性肝炎について
(1)国立感染症研究所ホームページ
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/320-hepatitis-a-intro.html
A型肝炎の説明のぺージに、次のグラフの掲載があります。
「ウイルス性肝炎の発生状況」(分類:A型、B型、C型、E型、その他、不明 対象:1999~2003年)
(2)『肝臓病 ウイルス性肝炎・肝臓がん・脂肪肝・肝硬変(よくわかる最新医学)』
泉並木/著 主婦の友社 2018.7
次のグラフの掲載があり、B型肝炎、C型肝炎の患者数の推移について言及しています。
p.55「ウイルス性肝炎の総患者数の年次推移」(分類:B型、C型、その他 対象:1996~2014年)
(3)『肝炎ウイルス-B型・C型(インフォームドコンセントのための図説シリーズ)』
熊田博光/編 医薬ジャーナル社 2012.8
次のグラフの掲載があります。
p.17「急性B型肝炎の発生状況」(分類:B型、対象:1985~2009年)
(4)岡本 宏明「A,E型肝炎」
『日本内科学会雑誌』106巻第3号(日本内科学会 2017)p.433-438
https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/106/3/106_433/_pdf/-char/ja
p.436「A型肝炎とE型肝炎の年間届出件数の比較」(分類:A型、E型 対象:2007~2016年)
(5)田中純子「C型肝炎の疫学と対策」
『日本臨床』2015年2月号(日本臨床社 2015)p.201-207
次のグラフの掲載があり、B型肝炎、C型肝炎を病因とする肝細胞癌による死亡の割合
を 確認することができます。
p.202「我が国における肝癌による死亡の推移」(対象:1950~2012年)
p.203「病因別にみた肝細胞癌による死亡の経年的推移」
(分類:HBs抗原陰性、HBs抗原陽性、HCV陽性、非B非C 1977~2007年)
(6)厚生労働省ホームページ
「平成29年度版血液事業報告について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000197659.html
「第3章 血液製剤の安全対策について」内の「感染症等の検査」に、次のグラフの掲載があります。
「輸血後肝炎発症率の年次別推移」(対象:B型・C型、1960~2014年)
同様のグラフは次のページにも掲載されています。
「日本における輸血後肝炎発症率の推移」(厚生労働省ホームページ内)
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/iyaku/kenketsugo/1e.html
「日本における輸血後肝炎発症率の年次別推移」(厚生労働省ホームページ内)
https://www.mhlw.go.jp/topics/2002/09/dl/tp0910-2h6.pdf
(7)特殊免疫研究所ホームページ
「肝炎ウイルス十話 第四話」
http://www.tokumen.co.jp/column/kanzo1/04.html
(6)と同様のグラフが掲載されており、輸血後のウイルス肝炎発生率の変化について言
及しています。
「輸血後肝炎発生率の年度別変化」(対象:B型・C型、1960~2000年)
3 上記資料掲載グラフの元になっている統計資料
(1)死亡数統計
『人口動態統計』厚生労働省政策統括官(統計・情報政策、政策評価担当)/編 厚生労働統計協会
死因別の死亡者数が掲載されています。
喘息(死因基本分類:J45)による死亡者数やウイルス性肝炎の死亡者数がわかります。
ウイルス性肝炎は、B型、C型、その他 の分類別になっています。
(死因基本分類:B16~B19)
年度ごとに発行されているので、資料を追うことで数値の推移がわかります。
(2)患者数統計
『患者調査』厚生労働省政策統括官(統計・情報政策、政策評価担当)/編 厚生労働統計協会
傷病小分類別の推計入院患者数、推計外来患者数が掲載されており、喘息、ウィルス性
肝炎の患者数がわかります。
ウイルス性肝炎は、B型、C型、その他 の分類別になっています。
3年度ごとに発行されているので、資料を追うことで数値の推移がわかります。
(3)ウイルス性肝炎感染者数
「感染症発生動向調査事業年報」(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/allarticles/surveillance/2270-idwr/nenpou/9203-idwr-nenpo2018.html
A型、E型、A型・E型以外のウイルス性肝炎の感染者数の数値がわかります。
また、各年度の報告を追うことで数値の推移がわかります。
※インターネット情報の最終確認日:2020年10月15日
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 内科学 (493 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000288765