レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年10月11日
- 登録日時
- 2019/01/23 16:41
- 更新日時
- 2019/02/23 12:48
- 管理番号
- 神戸図‐1463
- 質問
-
未解決
神戸市北区にある「鈴蘭台」の地名が決まるに至った過程を知りたい。Wikipediaに公募と書いてあるが、募集した中でこの名前に決まったのはどういう理由か、詳しくわかる本はないか。
- 回答
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Wikipediaには「公募により「関西の軽井沢」のイメージに合う花をとって「鈴蘭台」が誕生する。スズランの花言葉が「健康」であることから、別荘地に適した名となった。」とある。
それ以上に詳しく書かれている資料は見つからなかった。
鈴蘭台-Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E8%98%AD%E5%8F%B0(確認日 2019年2月1日)
『兵庫県大百科事典 上』神戸新聞出版センター 1983
P1381 鈴蘭台
「駅名は神戸ー有馬間に鉄道が開通した際、募集され、選ばれたのが鈴蘭でその花言葉〈健康〉が新住宅地のイメージにぴったりだったことによる。」
『神戸の町名 改訂版』神戸新聞総合出版センター 2007
P160 鈴蘭台東町 鈴蘭台西町 鈴蘭台南町 鈴蘭台北町
「鈴蘭台はもとは山田町大字小部の一部であった。昭和三年、湊川ー有馬温泉間に神戸電鉄が開通した時の駅名は「小部(おうぶ)」だった。間もなく駅名が募集され、スズランの花言葉が「健康」であることから「鈴蘭台」と決められた。」
『北区の歴史 改訂版』神戸市北区まちづくり推進課 1996
P155 「小部地区は六甲山南部に比べて、夏場の温度は三〜四度低い。この温度差を行かし、避暑地として売り出せば「関西の軽井沢」というキャッチフレーズも使える。」
P157「「小部」という駅名も、公募によって「鈴蘭台」と変更された。健康の花ことば「スズラン」が別荘のイメージにピッタリだとしても選ばれたという。」
- 回答プロセス
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『角川日本地名大辞典』『神戸市史』『神戸電鉄六十年史』には記述なし。
『神戸電鉄五十年のあゆみ』P15に住宅地売り出しの広告写真はあるが、地名が決まるまでのことは記述なし。
- 事前調査事項
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開発したのが神戸電鉄ということで、神戸電鉄広報課に問い合わせたが社史等に記述はないとのこと。
神戸市の北区役所にも問い合わせたが、Wikipediaに書いてある以上の答えはなかった。
- NDC
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- 日本 (291 8版)
- 参考資料
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神戸新聞出版センター編 . 『兵庫県大百科事典 上-』. 神戸新聞出版センター, 1983-10.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000074-I000499790-00 , ISBN 4875211007 (自館ID PV:0000631029 0002=210=1) -
神戸史学会 編 . 『神戸の町名 改訂版』. 神戸新聞総合出版センター, 2007.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009192930-00 , ISBN 9784343004376 (自館ID PV:7200018793 0012=301=) -
神戸市北区まちづくり推進課 編 , 神戸市. 『北区の歴史 改訂版』. 神戸市北区まちづくり推進課, 1996.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002541119-00 (自館ID PV:6000071069 0012=1036=)
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神戸新聞出版センター編 . 『兵庫県大百科事典 上-』. 神戸新聞出版センター, 1983-10.
- キーワード
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- 鈴蘭台
- 地名
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 地名
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000250559