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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000261924
提供館
(Library)
滋賀県立図書館 (2110049)管理番号
(Control number)
滋2019-0010
事例作成日
(Creation date)
2019/09/13登録日時
(Registration date)
2019年09月30日 00時30分更新日時
(Last update)
2019年09月30日 00時30分
質問
(Question)
論文での引用文献および引用箇所の一般的な表記方法について知りたい。
回答
(Answer)
『レポート・論文作成のための引用・参考文献の書き方』によれば、「現在行われている引用のしかたは、大きく2つの種類に分けられる。ひとつはハーバード方式、もうひとつはシカゴ方式などと呼ばれている」とあります。すなわち、「ハーバード方式では、本文中の引用した部分に著者名と出版年、ページを示し、文章の最後に、著者名の順に(同じ著者名の場合は出版年順に)リストする」。他方、「シカゴ方式は、引用した部分に、はじめから順番に番号を付けて、各章末や文章末に番号を順にリストする方法である」。
 具体的に、たとえば『蛍石及蛍石鉱床』(門田重行著、共立出版、1943年刊)から引用する場合に則って参考文献・引用文献を記述すると、下記の通りとなります。

 1.ハーバード方式(著者名順方式)
●本文中における具体例
「蛍石は古くから製鉄及冶金工業に不可欠の鉱物とせられていたが、近時アルミニユーム抽出工業に於ける人造氷晶石の製造、製薬、弗酸等の化学工業、(中略)其の用途と需要は著しく増加している。」(門田,1943,p.92) 

●文末における文献リスト具体例
門田重行(1943),蛍石及蛍石鉱床,共立出版,p.92

 2.シカゴ方式(注番号順方式)
●本文中における具体例
「蛍石は古くから製鉄及冶金工業に不可欠の鉱物とせられていたが、近時アルミニユーム抽出工業に於ける人造氷晶石の製造、製薬、弗酸等の化学工業、(中略)其の用途と需要は著しく増加している。」1)
●各章末・文章末における文献リスト具体例:
1)門田重行,蛍石及蛍石鉱床,共立出版,1943,p.92

 また、ページの表記は「p.」としましたが、日本語文献の場合、「頁」または「ページ」とされることが一般的です。
『レポート・論文の書き方 上級(改訂版)』では、このことも含めて次のように記述されています。
「ここでは学術論文の執筆に最低限必要な用語・用法を記し、詳細は後で説明する(後略)
(1)「同書」、“Ibid.”
 引用した文献をすぐあとでまた引用する場合に使用する。
(2)「前掲書」、“op.cit.”
 引用した文献の次に別の文献を引用し、その次に先の文献を再度引用する場合に使用する。外国語文献では、“op.cit.”を使用する。(後略)
(3)頁づけ(Paging/Pagination/Page numbers)
 日本では、「頁」または「ページ」が使用される。再起は「頁」または「ページ」を省略することもある。/英語文献では、本の厚さを示すときは、頁の前に小文字の“p.”を付し、引用箇所を示すときは、頁の前に小文字の“p.”を付す。(引用が2頁以上にわたるときに“pp.”を使用する場合もある(後略))」

 なお、直接引用と間接引用の違いについては、『大学生と大学院生のためのレポート・論文の書き方(第2版)』において、次のように説明されています。
「直接引用 佐々木毅によれば,米国は建国の当初から「自由と平等、人民主権を基本原理として作られた史上最初のイデオロギー国家」(1)であった。
間接引用 米国は、建国当初から、ヨーロッパの伝統的な保守主義とは無縁であり,むしろヨーロッパ的な保守主義をまったく否定する自由,平等,民主政治といったリベラリズムを選択した,と佐々木毅は論じている(1)。
いずれの場合も、次のように出典を明記します。
(1)佐々木毅『アメリカの保守とリベラル』(講談社,1993),p.10」
(※上記引用文における句読点が「、」ではなく、「,」であるのは原文ママ――引用者註)

 あくまで、一般的な論文の書き方であり、かつ、引用した文章からも御理解いただけると思いますが、大枠はともかく、細部の表記、たとえば、引用箇所のノンブルを1)とするか(1)とするか、あるいはノンブルを「」の中にいれるか、「」の外に出すか、出版年を数字だけ(例:1943)とするか年をつけるか(例:1943年)、読点を「、」とするか「,」とするか等、細かな表記法や文章処理上の約束事は、掲載先(学会や出版団体等)のマナーに従う必要がありますので、個別にお問合せください。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
文章.文体.作文  (816 8版)
参考資料
(Reference materials)
1 レポート・論文作成のための引用・参考文献の書き方 藤田節子∥著 日外アソシエーツ 2009年 G-0143-フ pp.5-6,

2 レポート・論文の書き方 櫻井雅夫∥著 慶応義塾大学出版会 2003年 G-8165-サ p.31

3 大学生と大学院生のためのレポート・論文の書き方 吉田健正∥著 ナカニシヤ出版 2004年 G-8165-ヨ p.132

1 旺文社漢和辞典 赤塚忠∥[ほか]編 旺文社 1993年 L-8132-ア
キーワード
(Keywords)
論文
引用文献
引用箇所
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
書誌的事項調査
内容種別
(Type of subject)
その他
質問者区分
(Category of questioner)
図書館
登録番号
(Registration number)
1000261924解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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