レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20170519
- 登録日時
- 2019/02/01 00:30
- 更新日時
- 2019/02/01 00:30
- 管理番号
- 1002895
- 質問
-
解決
鼓山寺の場所を知りたい。
- 回答
-
鼓山寺は、福建省?県福州市晋安区鼓山鎮にある。
①
『中国福建省における琉球関係史跡調査報告書』(琉中関係研究会∥編 [麻生 伸一 ほか∥執筆]、琉中関係研究会//刊、2009.3)
p208-215 「鼓山」について詳しい記述がある。
p208 「場所:福州市晋安区鼓山鎮の福馬路付近」という記述と、地図に鼓山の記述がある。
p209 鼓山の案内図がある。
p211 陳侃の漢詩に「鼓山寺」の記述がある。
②
『使琉球録』(陳 侃∥著 原田 兎雄∥訳註、榕樹社、1995.6)
p76-78 「集事淵海」の項目で、p77 「福建の士大夫たちは、つねに、「晴れた日に、鼓山(2)に登ると琉球が見える」と言う。」の記述がある。
p78 「(2)鼓山 福建省?県の東にある山で、風景は幽勝。」の記述がある。
③
『「徐葆光 奉使琉球詩 舶中集」詳解』 (【ウ】/揚華∥著、出版舎Mugen、2010.6)
p12-13 『夏至後五日奉冊出南臺、登舟留別三院諸公』に、「鼓山十月梅花放」と詠われており、訳注に「【鼓山】福建省 県の東にある山の名。山頂に鼓に似た大きな石があることからいう。海抜九六九メートル。頂上には涌泉寺がある。唐の建中四(七五三)年に建てられた。建築は広大華麗で鳳池山、獅子峰、霊源洞、白雲洞など数多くの名勝[名称]がある。」とある。
④
『萬國津梁』 (辛 徳蘭[ほか]∥主編、劉 序楓∥主編、中琉文化經濟協會、2015.4)
p336-337 「一、鼓山と『鼓山志』について」に、「鼓山は、「(福州)市の東郊、?江の北岸にある。市の中心から約一七キロ離れている。(後略)」等鼓山の解説がある。
【インターネット上の情報(2019.01.31現在)】
琉球大学学術レポジトリ>コンテンツの検索>『冊封副使徐葆光の眼光 : 『奉使琉球詩』の分析を中心に』(童 宏民、琉球大学 学位論文)
http://ir.lib.u-ryukyu.ac.jp/bitstream/20.500.12000/29915/8/jinken22text.pdf
p72-73 「陳侃は嘉靖12年(1533年)5月福州に到着している。それから嘉靖13年5月開洋して琉球へ向かっている。この一年間の福州での滞在中に、陳侃は福州の各景勝地を遊覧して廻っている。嘉靖12年の季夏のある日、陳侃は友人と鼓山へ遊覧している。…福建省福州市所属の「鼓山風景区」にある「鼓山摩崖石刻」において、陳侃の鼓山への遊覧について、他にも石刻が一つ残っている。」の記述がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 歴史 (2)
- 参考資料
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- 中国福建省における琉球関係史跡調査報告書 琉中関係研究会/編 琉球大学特別教育研究経費《人の移動と21世紀のグローバル社会》中国・台湾班福建師範大学中琉関係研究所合同調査報告書 琉中関係研究会 2009.3 (p208-215)
- 使琉球録 陳 侃/著 [冊封琉球使録集成] 榕樹社 1995.6 , ISBN 4-947667-24-9 (p76-78)
- 「徐葆光 奉使琉球詩 舶中集」詳解 【ウ】 揚華/著 出版舎Mugen 2010.6 , ISBN 4-9904879-3-5 (p12-13)
- 萬國津梁 辛 徳蘭[ほか]/主編 中琉?史關係國際學術會議 中琉文化經濟協會 2015.4 , ISBN 986-83414-1-8 (p336-337)
- キーワード
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- 鼓山寺
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000250920