レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20191217
- 登録日時
- 2020/03/20 00:30
- 更新日時
- 2020/03/25 12:18
- 管理番号
- 30001960
- 質問
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作者 題名の分からないホラー短編の一つを探している。
姉と弟が昔話をしている。
現実にしは存在しない。(この話独自の)固有名詞?が出てくる。普通の人名ではありえない。文字のとりあわせだった記憶がある。(山田、とかカレン、とか、ポチなど、そういうものでもなく、実際に存在しないことばの取り合わせだった)
名前のような呼び名としてそれは登場する。
その人が何かを叩きつけていたのを姉か弟のどちらかが(ここは別人だったかも知れない)
目撃する。叩きつけられたのは生き物だった気がする。その不思議な呼び方をされているその人は、生き物を壊して、別の生き物に移植するような仕事? をしている設定だった。
話は変わって、姉と弟の会話に戻る。
姉はサングラスをしている。生き物の定義とは何かの話をする。
弟が「動くもの」などと言うが、「車は生きていないけれど動く」と姉に言い返される。
落ちが、姉が、
その固有名詞?の人に猫の目を移植されて、日光にあたると目が細くなるから昼間はサングラスをしているというものだった。
- 回答
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小林 泰三『玩具修理者』角川書店(1996.4)ではないでしょうか。
第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞しています。
- 回答プロセス
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書誌の内容紹介でヒットする可能性があると思い、「猫の目 移植 ホラー」「弟 姉 ホラー」などで検索したがわかりませんでした。インターネットで同じような検索語で検索しましたが、見つけることができませんでした。検索語を「ホラー 小説 あらすじ」に変更・検索し、ヒットしたあらすじを紹介するウェブページで「玩具修理者」を見つけました。当館所蔵があったので現物を確認したところ、「彼女は昼間いつもサングラスをかけていた。」という一文で始まっており、お尋ねの内容に該当すると思われます。
- 事前調査事項
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猫の目 移植 ホラー と検索したら、動画ばかり出てきて、上手く探せなかった。
朝読書の時に読んだ記憶があるので、2011より以前には本になっていた作品。(中学のときによんだので2013より前なら確実。)
- NDC
- 参考資料
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- 玩具修理者 小林 泰三/著 角川書店 1996.4 , ISBN 4-04-872952-7
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000276084