詳細な情報を記す資料は見つけることができませんでしたが、いくつかの資料の中に名前が記載されています。次に紹介いたします。
1.『近藤真琴先生伝』攻玉社/編纂 攻玉社維持会 1937
p55-59「航海習練所時代の思ひ出」斎藤鏡一郎(談)
この中でp55「当時吾々が授業を受けた先生方は、」として5人の名が列記される中に「辻橋秀雄」の名があります。
2.『百年史』鳥羽商船高等専門学校百年史編集委員会/編集 鳥羽商船高等専門学校創基百周年記念事業後援会 1981
p12攻玉社分校として認可された航海測量習練所についての部分で「辻橋秀雄(他数名列記)を教師に選任し指導にあたらせた」との一文があります。
3.『近藤真琴伝』攻玉社学園 1986
p127航海測量習練所についての部分で、資料1.で紹介した同じ部分が引用されています。
4.『攻玉社百年史』攻玉社学園/編集 攻玉社学園 1963
p109「旧教職員」として名前が列記される中に「辻橋秀雄」の名があります。
5.『攻玉社百二十年史』攻玉社学園/編集 攻玉社学園 1983
p132 資料4.と同様に旧教職員の中に「辻橋秀雄」の名があります。
その他調査済み資料(該当する情報なし):『近藤真琴資料集』、『近藤真琴年譜稿』、『先覚の光芒-近藤真琴と攻玉社』、『母校の思ひ出』、『鳥羽の人々』、『地方発達史と其の人物 三重県』、『三重県紳士録』、『三重県肖像録』、『聖地三重の偉材と之を嗣ぐ者』、『燦たり矣三重の光』、『鳥羽市史 下巻』、『三重県教育史 第1巻』、『海洋教育史』
当館所蔵資料以外では、インターネット上で閲覧できる国立国会図書館デジタルコレクションに『高等小学歴史字引』(大日本図書 明治24年)という資料があり、この編者が辻橋秀雄 編[他]となっています。すべて閲覧できますが、内容は辻橋氏とは関係がありません。
同じデジタルコレクションの中に全国の図書館送信参加館のみで閲覧できる資料として
『学』1号 江東義塾学会 1888.7があり、こちらには辻橋氏による文章「學雜誌將に世に出でんとす / 辻橋秀雄 / p44~46 」が収録されています。内容は最寄りの参加館でご確認いただけます。参加館一覧については、検索結果ページからご覧いただけます。
また、東北大学HPで公開されている論文で、歴史教科書の内容統制をテーマとし、辻橋氏が作成にかかわった教科書を取り上げているものがあります。
「近代日本における文部省の小学校歴史教科書統制に関する基礎的考察」(竹田進吾)
http://www.sed.tohoku.ac.jp/library/nenpo/contents/54-2/54-2-04.pdf