「江戸時代に藤堂藩が藩士の滋養強壮と士気向上のために鰻食を奨励し、各地から鰻屋を津城下に集めた」という記事は、ウィキペディアをはじめインターネットにて多く見つけられますが、これらの根拠となる情報源については記載がありません。
このため、この情報源を確認すべく以下の資料をあたりましたが、藤堂高虎とうなぎとの関係について触れたものは見つかりませんでした。
○藤堂高虎関係
『高山公』桜木 謙二/編輯 伊勢新聞社活版部 1913
『藤堂高虎文書集』福井 健二/編,角 舎利/監修 伊賀文化産業協会 2008
『藤堂高虎公と遺訓二百ヶ条』福井 健二/著 伊賀文化産業協会 2013
『高山公逸事』梅原 三千/編 高山公三百年祭会 1930
『藤堂高虎文書の研究』久保 文武/著,上野市古文献刊行会/監修 清文堂出版 2005
『三重県史 資料編近世3上』三重県/編集 三重県 2008
○津市関係
『津市史』梅原 三千,西田 重嗣/執筆 津市役所 1960
『津のうなぎ』児玉克哉研究室 1996
『津のほん』36~39号 ※ウナギの養殖に関する連載記事があります
○ウナギ関係
『鰻養殖業の経済学』大塚 秀雄/著 農林統計協会 1996
『ウナギ』飯塚 三哉/著 農山漁村文化協会 1985
『ウナギ(岩波新書)』井田 徹治/著 岩波書店 2007