レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/4/10
- 登録日時
- 2017/01/31 00:30
- 更新日時
- 2019/04/05 16:24
- 管理番号
- 690
- 質問
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解決
江戸時代の京都で、時の鐘について書かれたものはありますか?
- 回答
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【】内は自館の資料コード
以下の資料に記載がありました。
<資料1> 『暦と時の事典 日本の暦法と時法』(内田 正男著, 雄山閣, 1986)【1105190605】
p.203-204 「ときのかね(時の鐘)」の項に、「京都では六角堂前」との記述あり。
<資料2> 『京都・山城寺院神社大事典』(平凡社, 1997)【1106153628】
p.487-488 「頂法寺」の「町堂」の項に、「…この鐘つきは近世に入っても「六角前之鐘」として町中に知られていた。」とあり。
この中に『京都御役所向大概覚書』について記載があったので、<資料3>を確認。
<資料3> 『京都御役所向大概覚書 下巻』(岡田 信子ほか]校訂, 清文堂出版, 1988)【1101057766】
p.109-110 「六角堂前つき鐘之儀下京町中より鐘つき候者之給銀出之候、外ニ京都町之内ニ時之鐘つき候場所無之…」とあり。
<資料4> 『京都千年2 寺と社』(赤井 達郎編, 講談社, 1984)【1107080564】
p.111 「…六角堂前の鐘は下京町中が鐘つきの費用を負担して、洛中に時を知らせていた」とあり。
<資料5> 『京の歴史と文化4 絢 天下人の登場』(村井 康彦編, 講談社, 1994)【1100286804】
p.49 「…京都の町の内には「時の鐘」を撞くところは、六角堂のほかになかったという。」
この中に『見た京物語』についての記載があったので、<資料6>を確認。
<資料6> 『史料京都見聞記 紀行2 第2巻』(駒 敏郎ほか編, 法蔵館, 1991)【1100332327】
p.65 「見た京物語」に「時の鐘は夜計五つを初夜、九つを後夜とて撞く、捨鐘二つゝなり」とあり。
- 回答プロセス
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『京都大事典』には「時の鐘」の記述なし。
時、時間の歴史や事典関係の資料を閲覧。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 8版)
- 近畿地方 (216 8版)
- 参考資料
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<資料1> 内田正男 著 , 内田, 正男, 1921-. 暦と時の事典 : 日本の暦法と時法. 雄山閣, 1986.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001798470-00 , ISBN 4639005660 -
<資料2> 平凡社 編 , 平凡社. 京都・山城寺院神社大事典. 平凡社, 1997.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002583764-00 , ISBN 4582134017 -
<資料3> 岡田信子 [ほか]校訂 , 岡田, 信子. 京都御役所向大概覚書 下巻 2版. 清文堂出版, 1988. (清文堂史料叢書 ; 第6刊)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002592008-00 , ISBN 4792402859 -
<資料4> 原田伴彦 [ほか]編集 , 原田, 伴彦, 1917-1983. 京都千年 2. 講談社, 1984.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001670911-00 , ISBN 4061871021 -
<資料5> 村井康彦 編 , 村井, 康彦, 1930-. 京の歴史と文化 4(戦国・安土桃山時代). 講談社, 1994.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002340579-00 , ISBN 4062519542 -
<資料6> 駒敏郎 [ほか]編 , 駒, 敏郎, 1925-2005. 史料京都見聞記 第2巻 (紀行 2). 法蔵館, 1991.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002187547-00 , ISBN 4831837121
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<資料1> 内田正男 著 , 内田, 正男, 1921-. 暦と時の事典 : 日本の暦法と時法. 雄山閣, 1986.
- キーワード
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- 時間 町堂 和時計
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000208249