レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年11月05日
- 登録日時
- 2019/03/08 15:03
- 更新日時
- 2020/02/24 10:53
- 管理番号
- 新県図-01397
- 質問
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解決
明治時代に村上市肴町に設立された県立茶業研究講習所について
- 回答
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当館所蔵資料を調査したところ、下記(1)~(3)の資料に、県立茶業研究講習所について記述がありました。ただし、いずれも鍛冶町にあったとしています。なお、(1)(2)の内容は『村上市史』資料編8 近現代5 産業経済編(村上市/編 村上市 1993)のp134~136にも所収されています。また(4)の資料にその前身となった県立村上茶業伝習所について記述がありました。
(1)「県茶業研究講習所」(『新潟新聞』明治44年7月16日 朝刊 p1)
明治44年7月13日に行われた県茶業研究講習所(鍛冶町)の開所式に関する記事です。講習生20名の氏名が出ていますが、講習内容に関する記述はありませんでした。
(2)「幸三郎想い出ばなし」(松本幸三郎/著 『郷土村上』24号 1976 p12~17)
p12~13「茶業講習所の頃」の項で、筆者が大正の頃に通っていた鍛冶町の茶業講習所での作業について記述がありました。
(3)『村上郷土史』(村上本町教育会/編 歴史図書社 1974)
p214(「村上茶の沿革及び現状」の項内)「茶業講習所の建物は鍛冶町にありしを昭和五年村上駅の北方踏切の側に移転せり」と記述がありました。
(4)「翻刻と解説 服部春次編著『村上漆器・鮭産・製茶沿革誌』」(板垣俊一/著 『新潟の生活文化』9号 2002 p39~51)
p47「製茶法の改良」の項に「翌明治四十一年、新潟県知事、県立村上茶業伝習所を村上町矢部仁三郎方に設け、西ヶ原農事試験場技手宮原政雄を聘して教師とし、講習生二十名を募集し、六月一日より一ヶ月間、製茶法を伝習せしむ。」と記述がありました。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 農産物製造.加工 (619 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 村上市肴町
- 県立茶業研究講習所
- 県立村上茶業伝習所
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000252817