レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年06月24日
- 登録日時
- 2019/03/08 11:53
- 更新日時
- 2019/03/28 11:29
- 管理番号
- 新県図-01379
- 質問
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解決
『越後人物志』等の編者「吉田楳(梅)齋」について
- 回答
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当館所蔵資料を調査したところ、下記(1)~(4)の資料に「吉田楳(梅)齋」に関する記述が見つかりました。ただし、いずれも簡易な記述であり、生没年等は見つかりませんでした。
なお、当館所蔵資料ではありませんが、国立国会図書館で所蔵している下記(5)の資料に「吉田楳(梅)齋」に関する記述が見つかりました。同資料は、国立国会図書館の「図書館向けデジタル化資料送信サービス」を提供している図書館でご覧いただけます。
(1)『新潟県史』別編第3 人物編(新潟県/編 新潟県 1987)
p793~795に『越後人物志』の解説文が記述されており、「吉田楳(梅)齋」について『越後人物志』の序文や『越海漁篷』の跋文からの抜粋が掲載されていました。
またp794に「版行直後の弘化二年秋には三条にいたことがわかる。」(新津市図書館所蔵本『越後人物志』の末尾より)と記述がありました。
(2)『印人伝集成』(伏見冲敬/編 汲古書院 1976)
p320(「日本印人傳」の項)に、「吉田梅齋」の項目がありました。ただし漢文で記述されており、送り仮名等も付されていません。
(3)『越後之板本』増補複製版(斎藤治吉/編 新潟県書籍雑誌商組合 1970)
「四六、越海漁篷」の項に「吉田梅齋は上野國の人、銕筆を善くす。弘化年間越後に来遊す。」と記述がありました。
(4)「吉田楳斎編『越後人物志』」(高橋正一郎/著 『郷土村上』37号 1980 p1~10)
p1に「『近世人名録集成』によれば、本書の刊行当時三条に仮宿していたことが、新津市立図書館本の書き入れに拠って知られるという(筆者未見)。」と記述がありました。
なお、当館所蔵の『近世人名録集成』第2巻地域別編 第2(森銑三、中島理寿/編 勉誠社 1976)のp440~456「越後人物志 弘化二年版」を調査しましたが、該当の記述と思われるものは見つかりませんでした。
(5)『近古芸苑叢談』(森大狂/編 巧芸社 1926)
p1002(コマ番号:567)に「吉田梅斎」の項目がありました。内容は(2)の記述を一部口語訳したものと推測されます。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 吉田楳齋
- 吉田梅齋
- 越後人物志
- 吉田楳斎
- 吉田梅斎
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000252787