レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20130628
- 登録日時
- 2016/12/06 11:49
- 更新日時
- 2016/12/20 10:40
- 管理番号
- 新県図-01323
- 質問
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解決
昭和22年に登用された、新潟県の女性公立中学校校長第1号について
- 回答
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『新潟日報』の昭和22年3月から5月までを調査したところ、4月28日付2面、4月29日付2面にそれぞれ「県下教員移動 新制中学校長①」「県下教員移動 新制中学校長②」の記事がありましたが、名前と新旧任校の記載のみで、女性校長が登用されたという内容の記事はありませんでした。
また、『夕刊ニイガタ』の昭和22年3月から5月までを調査したところ、4月30日付1面「独身の女校長 大崩校の倉重先生」という記事に「今回の校長異動で唯一の女校長として中魚大崩小学校長の椅子についた倉重ハナ先生(以下略)」との記述がありますが、“今回の校長異動”が小学校のみのものであるか、公立中学校を含むものかは確認できませんでした。
そのほか、当館所蔵資料を調査したところ、下記(1)~(3)の資料に関連する記述が見つかりました。
なお、『新潟県教職員名簿』(新潟県学校生活協同組合/編・発行)は、当館では、昭和23年度からの所蔵となり、該当の年度はありませんでした。
(1)『新潟県教育百年史』昭和後期編(新潟県教育百年史編さん委員会/編 新潟県教育委員会 1976)
p116「第二章 第二節 一〇 メイヤー女史の指導 婦人校長とのふれあい」に「二十一年四月から本県では公立学校の歴史が始まって以来、かつてなかった婦人校長の起用を実施した。国民学校には四か校、ほか一か校に新しい時代を象徴する婦人校長が登場した。(以下略)」とありますが、それ以後の女性の公立中学校長の登用に関する記述は見つかりませんでした。
(2)『新潟県教育百年史稿本』昭和後期編第1巻(新潟県教育百年史編集室/編・発行 1975)
p73「七.女教員の進出 2.婦人校長と婦人視学」には、昭和二十一年三月十五日の教員異動で発表された婦人校長五名と婦人視学二名の氏名と略歴、インタビューが掲載されていますが、これ以後に登用された女性校長の氏名、略歴については記載がありませんでした。
(3)『新潟県年鑑』昭和23年(新潟日報社/[編]・発行 1948)
「職員名簿」p12に昭和22年7月調査の新制中学校長(青年学校長を含む)の名簿が掲載されています。こちらの名簿に、昭和21年4月に初めての女性校長として登用されたうちの一人である、宮浦家政女学校の若井タツノ氏のお名前があります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 教育史.事情 (372 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 新潟県
- 教育史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000200920