レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007/11/5
- 登録日時
- 2008/02/14 02:11
- 更新日時
- 2021/02/25 10:21
- 管理番号
- 中央-2007-54
- 質問
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頼山陽の辞世の句を知りたい。
- 回答
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都立DB の書名キーワードで<辞世>を検索し、索引や目次により、頼山陽の項があったのは、資料1~2である。以下に紹介する。
資料1:凡例に「最後のことば、あるいはそれに相当すると考えられることばをとりあげ・・・」とある。巻末索引より、p.126に「頼山陽」の項がある。天保3(1832)年9月23日に肺結核のために亡くなったが、その闘病のさなかにうたった「喀血の歌」の一節が挙げられている。
「われに一腔の血あり。其色はまさに赤く、其性は熟す」とある。
資料2:目次より、p.44-46に「71 居眠りを 頼山陽」の項があり、辞世のことばとして、
「しばらく静かにしてくれ いねむりするから」とある。
伝記資料からは辞世の句あるいはことばと明記しているものは見出せなかったが、資料3は最晩年の様子を紹介している。
資料3:「終章 最後の光芒」の章では、p.265-268に漢詩「患咳血、戯作歌(咳血を患い、戯れに歌を作る)」の原文、書き下し文、大意が掲載されている。また、p.273-275には、かたみとして、死期の近づいた頼山陽の肖像画が製作されそれに代筆で書かれた自賛文が2詩掲載されている。原文、書き下し文、大意が載っている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】 辞世のことば : 生きかたの結晶 / 講談社 , 1992.5 <2814/3118/92>
- 【資料2】 辞世名鑑 続 / 草地貞吾∥著 / 新国民出版社 , 1975 <2814/130/2>
- 【資料3】 頼 山陽 / 安藤英男∥著 / たざわ書房 , 1979 <2891/ラ2/10>
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000041824