レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/05/08
- 登録日時
- 2009/05/09 02:12
- 更新日時
- 2009/05/10 09:50
- 管理番号
- 奈県図情-09-003
- 質問
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解決
仲川明氏と「大和路句集」編者、 仲川日月子氏は同一人物か? 「日月子」の読み方は?存命か?奈良県立図書館の館長をされていたと聞くがいつ頃か?
- 回答
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仲川 明(なかがわ あきら)(1899~1971)。
当館発行「うんてい」第74号に仲川明氏を紹介した記事がある。以下の全文に質問事項について記載されている。図書情報館ホームページにも掲載されている。
「仲川 明(1899~1971) 仲川明は、明治32 年(1899)、大阪市に生まれた。大正14 年(1925) から県立図書館に司書として勤務。昭和20 年(1945) から24 年(1949) まで館長を務める。図書館員のかたわら奈良郷土会や奈良県童話連盟の発足に関わり、図書館に事務局をおいた。明は郷土史家であり、童話家であり、俳人でもあった。(俳号は「日月子」(ニチゲツシ))著作物を多く残しており、非常に筆まめだったようである。明は、大福帳と矢立を持ち歩き、汽車通勤の間や、寺社へ行ったときなど、様々なところでスケッチをした。その数は180 冊にのぼる。その一部は、『大福画帖』(1969 年刊) として出版されている。このほか明のハガキを編集した『かしわら随筆』(1955 年) も興味深い。これらの著書から、明の交友関係の広さ、時代状況などはもちろん、当時の県立図書館の様子が読み取れる。例えば、図書館主催の講演会や読書会の講師を描いたものが数枚ある。このほか昭和20 年に平城村押熊(現奈良市) に貴重資料を疎開させたことや、初めて奈良へ赴任した知事や部長に、大和の歴史や美術の本を薦めたことも記されている。 」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (281 9版)
- 参考資料
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- 乾健治『郷土歴史人物事典奈良』第一法規1981 年
- 国立歴史民俗学博物館編『企画展示収集家100 年の軌跡-水木コレクションのすべて-』1998 年
- 大和タイムス社編『大和百年の歩み文化編』1971 年
- 仲川明『大福画帖』1969 年
- 『奈良県立奈良図書館月報』1923~1942 年
- キーワード
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- 仲川明
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000054608