レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年01月25日
- 登録日時
- 2018/01/25 15:55
- 更新日時
- 2018/03/26 11:38
- 管理番号
- 秋田‐2027
- 質問
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未解決
「襤褸(らんる)」という言葉が使われた詩が、昭和23、24年頃の中学校の国語の教科書に掲載されていた記憶がある。その詩の作者と出身国、訳者、詩のタイトルが知りたい。
- 回答
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永井荷風の随筆「花より雨に」に引用された詩である。作者はベルギーの詩人、ローデンバック。永井荷風が自ら訳したと思われる。詩のタイトルは「La Pluie(雨)」と思われるが、定かではない。
- 回答プロセス
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インターネットで「新制中学校 教科書」と検索したところ、レファレンス協同データベースの事例がヒット。
国立教育政策研究所教育図書館で、新制中学校の教科書に関する事例あり(管理番号:NIER2012045)。
同館に教科書が所蔵されているとの記載があったため問い合わせ。永井荷風の随筆「花より雨に」に外国の詩と、襤褸(らんる)という言葉が使われた訳が教科書に掲載されていたとの回答を得る。
OPACにて「花より雨に」と検索したところ、『荷風全集 6』(918.68/ナカ 120143037)に同随筆の掲載あり。
また、記述内容に「白耳義(ベルジック)のロオダンバックが・・・」とあったため、インターネットで「詩人 ローダンバック」と検索したところ、Weblio辞典にローデンバック(ベルギーの詩人・小説家)とあり。https://www.weblio.jp/content/Rodenbach(確認日付2017.12.22)
随筆に掲載されていた詩の本文をインターネットで検索したところ、外国語のサイトに「La pluie(雨)」と掲載されていたが、出典元不明のため定かな情報ではない。
- 事前調査事項
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「外国の詩人の詩を日本語訳したものが、教科書の見開き2ページに掲載されていた記憶がある。」と利用者からお話あり。また、当時は「新制中学校」であったとのこと。
- NDC
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- 作品集 (918 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 襤褸
- 新制中学校
- 照会先
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- 国立教育政策研究所教育図書館
- 寄与者
- 備考
- 受付方法:口頭、12/21
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000229088