レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年10月4日
- 登録日時
- 2019/01/10 12:12
- 更新日時
- 2019/03/29 16:37
- 提供館
- 岐阜県図書館 (2110001)
- 管理番号
- 岐県図-2463
- 質問
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解決
松尾芭蕉の没後約80年間(1694~1773年)に、岐阜と大垣で建立された芭蕉の句碑はあるか。この期間に建立されたものは少ないように思われるが、全国的な傾向や理由がわかる資料はないか。
- 回答
-
1.『石に刻まれた芭蕉』(弘中孝著、智書房,星雲社(発売)、2004年)より、以下を参照。
p.6~10「芭蕉句碑・塚碑等建立年代別」…年代別の点数を掲載。
p.305-320「岐阜県内句碑・塚碑など」…各碑の写真、解説あり。
質問の期間内に建立された碑(句碑・塚碑・連句碑等)の数、建立時期は以下のとおり。
全国:183ヶ所(芭蕉五十回忌[1743年]より前に46ヶ所、後に127ヶ所)
岐阜:2ヶ所(1736年・連句碑、1773年・句碑)
大垣:1ヶ所(1695年・塚碑)
2.碑の建立の時期と傾向については、以下の資料に記述がある。
『芭蕉名碑』(本山桂川著、弥生書房 1961)p.252~254
五十回忌に先立って建立された句碑は2件のみで、五十回忌を迎えた途端、句碑が競い建つようになること、「芭蕉塚」(同時代の門流による追慕の塚)と「芭蕉句碑」(文学碑)は区別されるものであること等の解説がある。
『総合芭蕉辞典』(尾形仂[ほか]編集、雄山閣、1982年)p.18
「句碑」の項目に、芭蕉塚と句碑の区別のほか、芭蕉五十回忌、七十回忌、百回忌、百五十回忌などを契機として全国的に句碑の建立が見られた等の記述がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911)
- 参考資料
- キーワード
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- 松尾芭蕉
- 俳諧
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000249993