レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年08月20日
- 登録日時
- 2016/08/20 16:58
- 更新日時
- 2017/02/01 14:12
- 管理番号
- 名古屋市鶴-2016-014
- 質問
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戦前に、日本にいた台湾人の人数と、台湾にいた日本人の数を知りたい。
- 回答
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『昭和15年国勢調査 昭和19年人口調査 昭和20年人口調査 昭和21年人口調査結果報告摘要』に掲載されている昭和15年国勢調査の項目「民籍及国籍別人口及世帯」から、大正9、大正14、昭和5、昭和10、昭和15年の人口を知ることができます。民籍国籍が、内地・朝鮮・台湾・樺太・関東州・南洋群島に分けられており、例えば昭和15年国勢調査では、内地にいた台湾人は22,499人、台湾にいた内地人は312,386人でした。
- 回答プロセス
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『昭和15年国勢調査 昭和19年人口調査 昭和20年人口調査 昭和21年人口調査結果報告摘要』p.2
→「民籍及国籍別人口及世帯」から、大正9、大正14、昭和5、昭和10、昭和15年の内地・朝鮮・台湾・樺太・関東州・南洋諸島の民籍国籍別人口を知ることができます。
下記の資料にも部分的に掲載があります。
『明治大正国勢総覧』p.638-639
→「701台湾現在人口累年表」が掲載されています。明治33年から対象14年間の台湾における内地人の人数がわかります。
『完結昭和国勢総覧 第1巻』p.65
→表2-21「戦前の海外在住本邦人 大正15年~昭和13年」が掲載されていますが、内地人と台湾人が本邦外にいた人数です。
『国勢調査最終報告書 昭和5年』p.197-208
→民籍国籍別人口が掲載されており、昭和5年と大正9年の人口が掲載されていますが、内地における人数のみです。
『植民地資料事典 第1巻 復刻 日本植民地要覧』「植民地要覧」p.35
→台湾の項目から、大正7年と明治33年の台湾における内地人の数が分かります。
『台湾国勢調査集計原表 第1回(大正9年10月1日)全島ノ部』p.1
→台湾における大正9年の内地人の人数が分かります。
『台湾年鑑 大正13年度版』p.68-75
→本島総人口表から、大正11年の内地人の人数が分かります。
2.参考資料(民籍とは、内地・外地とは何かなど)
『国勢調査から考える人種・民族・国籍』p.113-134
→日本の国勢調査についてまとめられています。また、国籍と民籍についての説明もあり参考になります。
- 事前調査事項
- NDC
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- 社会科学 (3 9版)
- 参考資料
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- 『昭和15年国勢調査 昭和19年人口調査 昭和20年人口調査 昭和21年人口調査結果報告摘要』、総理庁統計局/編集、総理庁統計局、1949 (p.2)
- 『国勢調査から考える人種・民族・国籍』、青柳まちこ/著、明石書店、2010 (p.113-134)
- 『完結昭和国勢総覧 第1巻』、東洋経済新報社/編、東洋経済新報社、1991 (p.65)
- 『国勢調査最終報告書 昭和5年』、[内閣統計局/編]、内閣統計局、1938 (p.197-208)
- 『植民地資料事典 第1巻 復刻 日本植民地要覧』、日本図書センター、2003 (「植民地要覧」p.35)
- 『台湾国勢調査集計原表 第1回(大正9年10月1日)全島ノ部』、台湾総督官房臨時国勢調査部、1923 (p.1)
- 『台湾年鑑 大正13年度版』、台湾通信社出版部、1924 (p.68-75)
- 『明治大正国勢総覧』、東洋経済新報社/編、東洋経済新報社、1982 (p.638-639)
- キーワード
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- 台湾
- 日本
- 内地
- 外地
- 戦前
- 民籍
- 国籍
- 人口
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000196236