レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/03/14
- 登録日時
- 2021/04/01 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:41
- 管理番号
- M21031412411838
- 質問
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カンボジアの教育制度について、義務教育はあるか。あるなら何年間か知りたい。
- 回答
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①『世界の学校体系』に「義務教育は、6~15歳」の9年間である。」とあり、カンボジアの学校制度について学校系統図とともに概説されています。なお、この資料はウェブサイト版もあり、文部科学省HPで見ることができます。
②『カンボジアの学校運営における住民参加』には、「カンボジアでは憲法で小学校および前期中等学校(コレージュ)の9年間を無償義務教育とすることを定めており」と書かれおり、高等教育までの年齢と学年、学校の種類が図に示してあります。義務教育段階だけでなく、その他の学校教育システムについても詳しい記述があり、初等教育については、就学率、留年率、退学率の推移も示されています。
③『カンボジアの教育制度と進路形成意識』には、「1996年から現在まで、カンボジアの教育制度は、6-3-3制をとっている。最初の9年間(小学校6年間と中学校3年間)は義務教育である。」とあり、大学院までの年齢と学年の関係が図に示されています。また、1996年以前の教育制度についてや、学校数、児童数・教員数の推移、カリキュラムについても記述されています。
④『カンボジアを知るための62章』には、「内戦が終結し、新生国家が誕生した後の一九九六年には、六・三・三制を導入した。現在、義務教育は憲法上は九年間とされているが、個々の家庭の事情により必ずしも徹底されているわけではない。」と書かれています。就学率や識字率、小・中・高で使われていた時間割の具体例も掲載されています。
⑤『Public Education Statistics & Indicators』にカンボジア教育省からカンボジアの公教育の統計と指標が報告されています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 教育史.事情 (372 9版)
- 参考資料
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①文部科学省生涯学習政策局『世界の学校体系』 ぎょうせい,2017,445p. 参照はp.10-11.
②江田英里香『カンボジアの学校運営における住民参加』京都 ミネルヴァ書房,2019,225p. 参照はp.51-52.
③コン エン『カンボジアの教育制度と進路形成意識』京都 昭和堂,2018,171p. 参照はp.11-12.
④上田広美, 岡田知子『カンボジアを知るための62章』 明石書店,2012,418p. 参照はp.267.
⑤MINISTRY OF EDUCATION『Public Education Statistics & Indicators』
http://www.moeys.gov.kh/index.php/en/emis/3069.html#.YFV3D6_7SUk
(確認2021.3.19)
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①文部科学省生涯学習政策局『世界の学校体系』 ぎょうせい,2017,445p. 参照はp.10-11.
- キーワード
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- カンボジア 教育 制度 義務教育 東南アジア
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2021031412421511838
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000296166