レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年01月14日
- 登録日時
- 2010/04/28 16:50
- 更新日時
- 2010/06/26 10:36
- 管理番号
- 名古屋市鶴-2010-005
- 質問
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解決
インドネシアの民族について、多民族と聞くが代表的な民族30ぐらいを知りたい。
- 回答
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代表的な民族について書かれている本は、事典類が一番わかりやすいようです。
(1)『東南アジアを知る事典』
2000年センサスに基づく100万人以上の民族1~15位までの民族名・本拠地・人口・構成比の表が掲載されています。
(2)『文化人類学事典』
巻末に民族名を一覧できる地図があります。民族名は紹介した本の中で一番多く掲載されています。地図中の番号で民族の居住位置は分かりますが、人数などはこの地図からは分かりません。
(3)『世界民族問題事典』
『文化人類学事典』と同様な図で32民族名が掲載されています。図中印のある民族については、当該項目を参照できます。
(4)『インドネシアの民族構成』
2000年センサスのデータをもとに民族構成を記述したもので、主要な民族8位までの構成比の表が掲載されています。
- 回答プロセス
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(1)アジアの各国事情、インドネシアの歴史などの書架で該当しそうな資料をピックアップしました。
(2)『東南アジアを知る事典』によると「民族の数は200から350とかおおざっぱな目安で…、2000年センサスで初めて民族(スク・パンサ)が調査項目となったが自己申告にまかせたため1072の多さにのぼった。」と記述があり、民族数が思っていたより多いことがわかりました。一覧表に記載されていたのは15位まででしたので、他にないか関係の事典類で検索してみました。
(3)下記の資料については、一覧できるような資料は掲載されていませんでした。
『インドネシアの事典』 同朋社出版 1991年 民族についての簡単な記述のみ
『もっと知りたいインドネシア』 弘文堂 1995年 民族と言語の項に少し記述あり
『インドネシアを知るための50章』 明石書店 2004年
『インドネシア 多民族国家の模索』 小川忠著 岩波書店 1993年
また、『インドネシア民族意識の形成』を参考資料として紹介しました。
- 事前調査事項
- NDC
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- 政治.経済.社会.文化事情 (302 9版)
- 参考資料
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- 『東南アジアを知る事典 新版』 平凡社 2008年 p.624-625
- 『文化人類学事典』 弘文堂 1987年 p.77 インドネシア人 および、<巻末の民族・部族地図>のうち東南アジア
- 『世界民族問題事典 新訂増補』 平凡社 2002年 p.171
- 「インドネシアの民族構成」 『統計』 日本統計協会 2009年3月号 p.8-15
- 『インドネシア民族意識の形成』 永積昭/著 東京大学出版会 1980年
- キーワード
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- インドネシア
- 民族
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000066354