レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/11/30
- 登録日時
- 2022/02/25 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:35
- 管理番号
- M12031818012585
- 質問
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韓国でDVに関する法律が制定されているか。また、その日本語訳があるか。
- 回答
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①『セクシュアリティと法』に以下の記述がある。
“性暴力とDVに対する国家の対応を強化するための成果として、1993年「性暴力犯罪の処罰および被害者保護等に関する法律」(以下‘性暴力特別法’)が制定され、1997年「家庭暴力の処罰等に関する特例法」(以下‘家庭暴力特例法’),及び「家庭暴力防止及び被害者保護等に関する法律」などが制定された。”
そこで、この3つの法律を探したところ、②『ドメスティック・バイオレンス日本・韓国比較研究』に「家庭暴力の処罰等に関する特例法」と「家庭暴力防止及び被害者保護等に関する法律」の日本語訳が掲載されていた。
また、③『韓国法[第3版]』の「補章インターネットによる韓国法の調べ方」の第四節に「個人提供サイト(韓国ウェブ六法)」で「大韓民国の各種の法律が日本語に翻訳」と紹介されており、同サイトにこの3つの法律が掲載されていたが、日本語訳が確認できたのは「性暴力犯罪の処罰および被害者保護等に関する法律」のみだった。(なお、本文掲載のURLは閲覧不可だったため、現在は下記のURLを参照のこと。R3.12.10掲載確認)。
また、④「韓国・家庭内暴力対策関連二法[邦訳]」には「韓国・家庭暴力犯罪の処罰等に関する特例法」と「韓国・家庭暴力防止及び被害者保護等に関する法律」の2つの法律の日本語訳が掲載されている。
さらに⑤「家庭内暴力に関する特例法の改正」では、2002年11月7日に改正された「家庭暴力犯罪の処罰等に関する特例法」について書かれており、⑥「韓国における家庭間暴力防止法制」では、韓国でのDV法の成立の沿革や改正についても述べられていたので、合わせて紹介した。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 家族問題.男性.女性問題.老人問題 (367 9版)
- 参考資料
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①曺國「男性中心的な勧告刑事司法に対する批判-女性の声はどのように反映されるべきか」齊藤豊治,青井秀夫『セクシュアリティと法』仙台市 東北大学出版会,2006,437p. 参照はp.358.
②庄司洋子ほか『ドメスティック・バイオレンス日本・韓国比較研究』』 明石書店,2003,386p. 参照はp.350-372.
③高翔龍『韓国法[第3版]』信山社, 2016, 417p. 参照はp.391.
http://geolog.mydns.jp/www.geocities.jp/koreanlaws/(2021.12.17確認)
④太田達也「韓国・家庭内暴力対策関連二法[邦訳]」『法学研究』第71巻第12号, 1998.12, p.61-81.
⑤小川昌代「家庭内暴力に関する特例法の改正」『外国の立法 -
立法情報・翻訳・解説』第216号, 2003.5, p.165-169.
⑥片桐由貴「韓国における家庭間暴力防止法制」『家族のための総合政策4』信山社, 2017, 285p. 参照はp.27-57.
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①曺國「男性中心的な勧告刑事司法に対する批判-女性の声はどのように反映されるべきか」齊藤豊治,青井秀夫『セクシュアリティと法』仙台市 東北大学出版会,2006,437p. 参照はp.358.
- キーワード
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- ドメスティック・バイオレンス
- 法律-韓国
- 女性問題
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2012031818005712585
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000312497