レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年08月04日
- 登録日時
- 2011/11/18 14:48
- 更新日時
- 2022/03/11 15:36
- 管理番号
- 埼熊-2011-096
- 質問
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解決
『図説琉球王国』p92の表の〈諸座諸蔵〉の個々の内容を知りたい。
- 回答
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『沖縄大百科事典 上・中・下』および『沖縄門中大事典』に詳しい記述があり、紹介した。
『沖縄大百科事典 上・中・下』(沖縄大百科事典刊行事務局編集 沖縄タイムス社 1983)
中巻のp448-449〈諸座諸蔵【しょざしょくら】〉によると、「首里王府の諸役所のうち、心付役のいる座と蔵のこと。砂糖座・船手座・米蔵・仕上世座・給地蔵・救助蔵・宮古蔵・用意蔵・料理座・大台所・普請奉行所・銭蔵・鍛冶奉行所・瓦奉行所・貝摺奉行所・小細工奉行所の計16ヶ所の役座(役所)をいう。」とあり。
この16ヶ所の役座については、『沖縄大百科事典 上・中・下』のそれぞれの役座名に記述あり。
『沖縄門中大事典』(那覇出版社編 那覇出版社 1998)
p83〈小細工奉行所〉〈貝摺奉行所〉
p85〈普請奉行所〉〈鍛冶奉行所〉〈瓦奉行所〉
p89〈米蔵〉〈仕上世座〉〈宮古蔵〉〈銭蔵〉
p92〈船手座〉〈給地蔵〉〈救助蔵〉
p94-95〈砂糖座〉〈用意蔵〉〈大台所〉〈料理座〉
- 回答プロセス
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琉球の歴史について調査する。
『琉球史辞典』(中山盛茂編著 文教図書出版 1978)
p427〈諸座諸蔵〉に、「首里王府中央政庁の所轄する官衛で役棒のある所を云った。一、船手座。二、砂糖座。三、米蔵座。四、銭蔵座。五、用意蔵。六、給地蔵。七、仕上世座。八、普請座。九、瓦座。一〇、小細工座。一一、料理座。一二、大台所。等を云った。是等は皆銭穀の出納、物品の製造等であるから利益金があるので役棒があった。」とあり。
また、それぞれの役座名の項目に、説明あり。
『新講沖縄一千年史 下』(新屋敷幸繁著 雄山閣出版 1971)
p6-18「中央政庁の官位職階」に、それぞれ2-3行程度の記述あり。
(この記述の元となっている『琉球国由来記』は内容は漢文。『定本琉球国由来記』『琉球史料叢書 1・2 琉球国由来記 上・下』の所蔵あり。)
p9〈35 鍛冶奉行〉〈36 瓦奉行〉
p10〈38 貝摺奉行〉
p13〈70 御用意蔵〉〈72 大台所〉〈73 御料理座〉
p14〈76 銭御蔵〉〈77 米御蔵〉〈78 砂糖座〉〈79 船手〉〈80 仕上世座〉〈81 宮古御蔵〉
- 事前調査事項
- NDC
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- 九州地方 (219 9版)
- 参考資料
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- 『沖縄大百科事典 上・中・下』(沖縄大百科事典刊行事務局編集 沖縄タイムス社 1983)
- 『沖縄門中大事典』(那覇出版社編 那覇出版社 1998)
- キーワード
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- 琉球-歴史
- 沖縄県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000096950