レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 高知県立図書館・高知市民図書館本館 (2110040) | 管理番号 (Control number) | 県立K2013-119 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
事例作成日 (Creation date) | 2014年06月04日 | 登録日時 (Registration date) | 2014年08月26日 11時37分 | 更新日時 (Last update) | 2018年08月31日 17時31分 | ||||||||||||
質問 (Question) | 土佐の遊女、遊郭、料亭について書かれた資料が見たい。 | ||||||||||||||||
回答 (Answer) | ※ 高知県立図書館・高知市民図書館合築に伴い、資料に関する情報が現在の情報とは異なる場合があります。 ※ 以下の資料に関係する記述や写真等が掲載されていました。 ■『月刊土佐 12号』P15~「特集・遊郭・玉水町今昔」 ■『訥弁の弁明』 P209~220「遊郭・玉水町今昔」(※『月刊土佐 12号』と同じ内容) ■『高知市史 上巻』 p.649~「庶民生活の解放」 ■『高知県百科事典』 P180~181「花柳街」 ■『高知県歴史辞典』 p.379「新地」 ■『高知県の地名(日本歴史地名大系 40)』 p.353「稲荷新地」に二大歓楽街として「稲荷新地」「玉水新地」の説明があります。 ■『角川日本地名大辞典39 高知県』 p.140「稲荷新地」、p.633「玉水町」に玉水新地のことが少し出ています。 ■『土佐の高知いまむかし』 P166~167「稲荷新地」に記述があります。昭和5年に遊郭の人たちが建立した「植桜樹紀念」という石碑の写真と、昭和10年頃の稲荷新地の写真(2階に遊女の姿がみられる)も掲載されている。 ■『高知「今むかし 2(大野康雄新聞スクラップ文庫808)」』(※高知新聞連載記事のスクラップ) 昭和52年11月14日記事「高知「今むかし」:稲荷新地」があります。これは後に『土佐の高知いまむかし』という本としてまとめられており、文章・写真とも同じものになります。 ■『高知百年紙上展(大野康雄新聞スクラップ文庫471)』(※高知新聞連載記事のスクラップ) 昭和40年11月10日記事「高知百年紙上展:明治の芸妓」に、明治初年、稲荷新地某楼の芸妓の写真が掲載されています。 ■『土佐近代化遺産1~48(高知新聞スクラップ)』(浜田茂/文 島崎章/写真 高知新聞社/発行 1997年1月~1998年12月) 「9:玉水新地」という記事が掲載されています。 ■『得月楼今昔』 | ||||||||||||||||
回答プロセス (Answering process) | 自館OPACで検索(キーワード「遊郭」+資料区分「郷土」)、以下の2件がヒット。 ■『月刊土佐 12号』(1984年刊)、「特集・遊郭・玉水町今昔」。 P15~「吸江・稲荷・玉水新地」、「昭和初期・カフェーの時代」、「昭和十年頃の玉水町」、「戦後の変遷」の項目あり。写真も多数掲載されている。また、p18~19には、明治後期の遊郭として「玉水新地」「稲荷新地」それぞれの店名と店主(?)と思われる名前が掲載されている(図に関する説明は、「明治後期の公娼街の主な料理店である」とのみ)。 ■『訥弁の弁明』 P209~220「遊郭・玉水町今昔」は、前述の『月刊土佐 12号』を収録した資料であるため、同内容。 市町村史や遊郭についての資料を確認する。 ■『高知市史 上巻』p.649~「庶民生活の解放」 稲荷新地、玉水新地、吸江新地の三新地と呼ばれた享楽街についての記述がある。また「三新地のほかにも城下町の彼方此方に料亭が出現した」との記述もある。巻末索引にも「稲荷新地」「玉水新地」「吸江新地」それぞれ項目が挙げられている。 ■『得月楼今昔』 各事典(辞典)の記述を確認する。 ■『高知県百科事典』 「遊郭」「歓楽街」「稲荷新地」「玉水新地」「吸江新地」の項目なし。 「新地」の参照項目として「花柳街」が挙げられているので「花柳街」(p180~181)の項目を参照。三大新地の説明とともに「下の新地=稲荷新地」の明治初年頃の写真が掲載されている。 ■『高知県歴史辞典』 「遊郭」「花柳街」「玉水新地」「吸江新地」の項目なし。「稲荷新地」の参照項目として「新地」が挙げられているので、「新地」(p379)を参照。三新地の説明とともに玉水新地の写真(明治40年頃)が掲載されている(参考資料として『高知市史 上巻』が挙げられている)。 ■『高知県の地名(日本歴史地名大系40)』 「新地」の項目はない。「稲荷新地」(p353)、「玉水新地」(p353)は索引に項目がとられているが、本文を見ると「玉水新地」については「稲荷新地」の説明に含まれている。 ■『角川日本地名大辞典39 高知県』 「新地」の項目なし。「稲荷新地」(p140)は項目あり。また「玉水町」(p633)に玉水新地のことが少し出てきている。「吸江」(p.371~)の項目内には、歓楽街の説明はない。 自館OPACで検索(キーワード「新地」+資料区分「郷土」)、ヒットしたもののうち以下の資料に該当する記述あり。 ■『土佐の高知いまむかし』 <風俗の断面>というテーマの中で「稲荷新地」(P166~167)が紹介されている。説明とともに、昭和5年に遊郭の人たちが建立した「植桜樹紀念」という石碑の写真と、昭和10年頃の稲荷新地の写真(2階に遊女の姿がみられる)も掲載されている。 ■『高知「今むかし 2(大野康雄新聞スクラップ文庫 808)」 昭和52年11月14日(夕刊)記事「高知「今むかし」:稲荷新地」がある。なお、単行本『土佐の高知いまむかし』としてまとめられており、文章・写真とも同じものである。 ■『高知百年紙上展(大野康雄新聞スクラップ文庫 471)』 昭和40年11月10日記事「高知百年紙上展:明治の芸妓」に、明治初年、稲荷新地某楼の芸妓の写真が掲載されている。 ■『土佐近代化遺産 1~48(高知新聞スクラップ)』( 浜田 茂/文 島崎 章/写真 高知 高知新聞社 1997.1~1998.12) 「9:玉水新地」として説明と写真(※現代)が掲載されている。 | ||||||||||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | |||||||||||||||||
NDC |
| ||||||||||||||||
参考資料 (Reference materials) |
| ||||||||||||||||
キーワード (Keywords) |
| ||||||||||||||||
照会先 (Institution or person inquired for advice) | |||||||||||||||||
寄与者 (Contributor) | |||||||||||||||||
備考 (Notes) | |||||||||||||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 | 内容種別 (Type of subject) | 郷土 | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | ||||||||||||
登録番号 (Registration number) | 1000158884 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |