レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年03月27日
- 登録日時
- 2021/03/27 16:12
- 更新日時
- 2022/01/20 14:26
- 管理番号
- 郷土-955
- 質問
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解決
尾道にある「物外」という菓子の由来となった人物について知りたい
- 回答
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『尾道今昔』p.98~101
『尾道人物史』p.81
松山に生まれ,1830年(天保元年)に尾道市栗原町の済法寺住職となった物外(もつがい)和尚
力が強く,柔術の不遷流(ふせんりゅう)を編み出した。俗に拳骨和尚の名で知られる。
幕末期,勤王の武士としても活動。
『日本銘菓事典』p.211
「物外(もつがい)」江戸の骨董屋で見つけた碁盤に,手付けがわりに拳骨で跡をつけたという
逸話に因んで形を碁盤,くぼみを拳骨の跡に見立てた焼き饅頭。
『新修尾道市史』第2巻p.555~575 「第三部 済法寺住職物外和尚」勤王の武士及び文人としての物外について
『新修尾道市史』第6巻p.359 「第十三編人物」の中に「拳骨和尚」の項あり。
『備後の尾道』p.187 「拳骨和尚」の項あり。
その他、国立国会図書館デジタルコレクションで「物外和尚」を検索。
『物外和尚逸伝』に饅頭の由来となった逸話があった。(21コマ目)
『禅の一夕話』にも別の碁盤に指跡をつけた話がある。(69~70コマ目)
- 回答プロセス
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尾道の菓子であるところから,尾道ゆかりの人物とあたりをつけ,尾道の人物に関する書籍にあたる
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 入船 裕二. 『尾道今昔』. ぎょうせい, 1995年. p. 98~101 (当館請求記号 K231イ, 当館資料番号 203803341)
- 楠 務. 『尾道人物史』. 中国観光地誌社, 1963年. p. 81 (当館請求記号 H281ク, 当館資料番号 201592979)
- 山本 候充. 『日本銘菓事典』. 東京堂出版, 2004年. p. 211 (当館請求記号 R588.3ヤ, 当館資料番号 202633038)
- 青木 茂. 『新修尾道市史』第2巻. 尾道市, 1972年. p. 555~575 (当館請求記号 H231ア2, 当館資料番号 201592243)
- 青木 茂. 『新修尾道市史巻』第6巻. 尾道市, 1977年. p. 359 (当館請求記号 K230ア6, 当館資料番号 201541299)
- 吉田 松太郎. 『備後の尾道』. 1930年. p. 187 (当館請求記号 Hキ231ヨ, 当館資料番号 201985082)
- キーワード
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- 物外
- もつがい
- 物外和尚
- 済法寺
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000295865