レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年09月16日
- 登録日時
- 2022/08/23 15:23
- 更新日時
- 2022/11/01 15:39
- 管理番号
- 京歴-638
- 質問
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解決
大正池(京都府綴喜郡井手町)について、昭和28(1953)年の南山城水害以前の大きさや深さ等の概要を知りたい。
現在の大正池は水害後に改修されたものであるが、水害に遭う前のことを調べている。
- 回答
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『綴喜郡要覧』(①)
⇒p.52とp.53の間に挿まれた写真「井手村大正池」には、面積と水深、工費が次のように記されている。
面積:2丁余(1丁(町)は1ヘクタールにほぼ同じ。)
水深:最も深いところで60尺(約18m)
工費:2万円余
『府営水環境整備事業 大正池地区の概要』(②)
⇒本資料はリーフレット形態であるが、裏面に「大正池の歴史」と題したコラムがあり、南山城水害で決壊する以前の旧大正池についても築造の経緯を記載している。それによれば、旧大正池は大正天皇の大典記念事業として、明治45(1912)年から大正3(1914)年にかけて築かれたとある。
なお現在の大正池は、水害で決壊した旧大正池と旧二ノ谷池をひとつにまとめ、旧二ノ谷池跡に復旧再構築したものである、とも記されている。
- 回答プロセス
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次の2冊を確認したが旧大正池の概要は見つからず、③のp.149に参考文献として上げられていた①及び②を確認した。
『南山城水害誌』(③)
『大正池災害復旧事業概要[昭和31年]』(④)
- 事前調査事項
- NDC
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- 近畿地方 (216 10版)
- 日本 (291 10版)
- 農業工学 (614 10版)
- 参考資料
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- ①『綴喜郡要覧』京都府綴喜郡編 京都府綴喜郡 1915 (当館請求記号:K27||291.62||KY6||)
- ②『府営水環境整備事業 大正池地区の概要』京都府山城土地改良事務所 [編] 京都府山城土地改良事務所 1997 (当館請求記号:MK273||614.31||Ky6||)
- ③『南山城水害誌』井手町史編集委員会 [編] 井手町 1983 (当館請求記号:K273||216.2||I19||)
- ④『大正池災害復旧事業概要, [昭和31年]』京都府綴喜土地改良事務所 京都府綴喜土地改良事務所 1956 (当館請求記号:MK273||614.31||Ky6||)
- キーワード
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- 綴喜郡 (京都府)
- 京都市--地誌
- 池
- 大正池
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000320189