レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年10月28日
- 登録日時
- 2020/10/29 08:52
- 更新日時
- 2022/02/06 09:48
- 提供館
- 福井県文書館 (9000002)
- 管理番号
- 2020-010
- 質問
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福井藩は大きく分けると上領・中領・下領の3つに分かれていたという。それぞれの領にどの村が含まれているか、境界線はどこなのかが分かるような資料はあるか。
- 回答
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上領・中領・下領の境界線が分かるような資料は見当たらなかった。
しかし、各領にどの郡のどの村が属していたかは、先行研究や資料から分かる。
たとえば、下領には坂井郡・吉田郡・大野郡・丹生郡・足羽郡の村が属していることが分かっている。また、『越前国名蹟考』では、各村ごとに上領・中領・下領の区別が記述されているため、特定の村が何領だったのかが分かる。「福井上領 東大道村枝 新河原茶屋村」「福井中領 大屋村」「福井下領 舟橋村」のように、1村ずつではあるが調べることができる。
ただし、これは19世紀初頭頃の区分であるため、時期によって変遷がある点に注意する必要があると思われる。たとえば、『福井藩史事典』によれば、上領・中領・下領・川北領(金津領)とあり、4領となっている。
- 回答プロセス
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1.福井県立図書館で文献を調査。
『越前国名蹟考』『福井県史』『福井市史』『福井県地域史研究』といった先行研究をみつけることができた。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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越前国名蹟考. 福井県郷土誌懇談会, 1958. (福井県郷土叢書 / 福井県立図書館, 福井県郷土誌懇談会共編, 第5集)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I010916873-00 -
福井県/編 , 福井県. 福井県史 : 中・近世 1 資料編/3. 福井 福井県, 1982.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I051300262-00 -
福井市/編 , 福井市. 福井市史 通史編 2. 福井市, 2008.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I054133641-00 -
福井県地域史研究会 編 , フクイケン チイキシ ケンキュウカイ , モトカワ,ミキオ , フジノ,リュウエ , ヨシダ,サトシ , フナザワ,シゲキ , マツバラ ノブユキ , マツバラ,ノブユキ. 福井県地域史研究 第8号. 福井県地域史研究会, 1978.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I051260900-00 -
鈴木準道 著 , 舟沢茂樹 校訂 , 鈴木, 準道, 1841-1921 , 舟沢, 茂樹, 1931-. 福井藩史事典. 歴史図書社, 1977.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001357672-00
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越前国名蹟考. 福井県郷土誌懇談会, 1958. (福井県郷土叢書 / 福井県立図書館, 福井県郷土誌懇談会共編, 第5集)
- キーワード
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- 越前藩
- 福井藩
- 上領
- 中領
- 下領
- 金津領
- 川北領
- 福井県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査 所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000288750