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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000139759
提供館
(Library)
山梨県立図書館 (2110005)管理番号
(Control number)
9000008028
事例作成日
(Creation date)
2013年03月07日登録日時
(Registration date)
2013年10月30日 11時17分更新日時
(Last update)
2013年11月21日 14時13分
質問
(Question)
福井県の九頭竜川にまつわる伝説を知りたい。
回答
(Answer)
『日本の伝説』第46巻 若狭・越前の伝説(角川書店 1980年)によると、むかし荒島岳に九つの頭を持った竜がいたが、荒島の神に諭されて山を下り、川に棲むようになった。神は代償として、年に三匁の金を川へ流してやろうと約束をした。九頭竜川の鮎に金色の模様があるのは、そのせいだという。その他の伝承については照会資料をご覧ください。
回答プロセス
(Answering process)
1.伝説の事典類には九頭竜川の伝説についての記述はなし。
・『日本説話伝説大事典』(志村有弘編 勉誠出版 2000年)[資料番号0103857181]
・『日本伝奇伝説大事典』(乾克己ほか編 角川書店 1986年)[資料番号0101707545]
・『日本昔話事典』(稲田浩二ほか編 弘文堂 1978年)[資料番号0101707537]

2.福井県の伝説に関する図書を調査。
・『日本の伝説』第46巻 若狭・越前の伝説(角川書店 1980年)→p82-83「むかし荒島岳に九つの頭を持った竜がいたが、荒島の神に諭されて山を下り、川に棲むようになった。神は代償として、年に三匁の金を川へ流してやろうと約束をした。九頭竜川の鮎に金色の模様があるのは、そのせいだという。」
・『読みがたり福井のむかし話』(福井のむかし話研究会編 日本標準 2005年)[資料番号0105047187]→掲載なし。

3.福井県の地名辞典等を調査。
・『角川日本地名大辞典』第18巻 福井県(「角川日本地名大辞典」編纂委員会編 角川書店 1989年)→p436-437「九頭竜川」の項に「越前地理指南」にある九頭竜川の名称のいわれ。「宇多天皇御宇寛平の比平泉寺の神殿頻に鳴動の事あり 衆徒夢らく像を投して流水に任すへしと 仍て彼尊像を新薦八重に纏ひて清冷の水に浮ふ 忽に一身九頭の那伽出て像を頂て大河に入速に下ル 其形勢頭は竜波の淵に臨て尾は廿四町の上に蟠ル 是より川を九頭竜川と号す」。
・『日本歴史地名大系』第18巻 福井県の地名(平凡社 1981年)→p30-31「九頭竜川」の項に「帰雁記」にある九頭竜川の名称のいわれ。「舟橋の北西対岸の八重巻にある白山社(現福井市)安置の像を述べるなかで「寛永元年の六月平泉寺の権現衆徒の僧に示現おはしまして、尊像を此流水にうかめ奉る。時に一身九頭の竜出て是を頂き、黒竜の明神の向ひの岸に留る。されば此川を九頭竜川といへり。今舟橋川なり」と記す」。
・同資料「越前国主記」にある九頭竜川の名称のいわれ。「河南に鎮座した黒竜大明神(のちに移転して現福井市毛谷黒竜神社)に由来を求め、「九頭竜川ト書ト云伝説アリ。是ハ元亨釈書白山ノ縁起ニ、泰澄大師白山ノ本地ヲ折ラレシ時現ジ給フ九頭ノ竜此川ニ流降リ給シ故ナリトイエリ」、しかし竜がこの川に降ったということは釈書にはみえず、白山から流れ落ちる川としては方角もちがうから信用しがたいとし、「所ニテノ申伝ヘ且ツ黒竜(クヅリウ)ノ宮跡モ有之上ハ、黒竜ノ文字正説ナラン」と述べている」。
・『福井県大百科事典』(福井新聞社編集・発行 1991年)[資料番号0101830230]の「九頭竜川」の項には、伝説についての記述はない。

4.福井県の旅行ガイド等地誌を調査。
・『福井県大百科事典 福井新聞社編集・発行 1991年)[資料番号0105400774]→p31「「九頭竜川」という川名の由来は?」に「帰雁記」の伝承の概要。
・『福井県の歴史散歩(歴史散歩)』(福井県の歴史散歩編集委員会編 山川出版社 2010年)[資料番号0105575658]→関連の記述なし。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
伝説.民話[昔話]  (388 9版)
日本  (291 9版)
参考資料
(Reference materials)
『日本の伝説』第46巻 若狭・越前の伝説(角川書店 1980年) (p82-83)
『角川日本地名大辞典』第18巻 福井県(「角川日本地名大辞典」編纂委員会編 角川書店 1989年) (p436-437)
『日本歴史地名大系』第18巻 福井県の地名(平凡社 1981年) (p30-31)
キーワード
(Keywords)
九頭竜川
伝説
福井県
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
『日本歴史地名大系』第18巻 福井県の地名(平凡社 1981年)によると、九頭竜川は古来流路が定まらず、このため生まれた名が「崩(くずれ)川」で、音が転じて九頭竜川となり、伝説を生んだと考えられる。
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
民俗・風俗習慣
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000139759解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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