レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/03/09
- 登録日時
- 2022/05/02 00:30
- 更新日時
- 2022/05/12 16:24
- 管理番号
- 秋田-2741
- 質問
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解決
『村の綴り方』(木村文助/著、厚生閣書店、1929)の内容について、以下の点を確認したい。
1.p136に記載のある真中村の「菅」製造は何らかの形を変えて今も続いているか。
2.p138以降、村で「夜学」を開始した木村に対し、行政から「補助金」が下りたことが記されているが、どの学校で開始したのか(前田小か真中小であると思われる)。
- 回答
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記載のある資料は確認できなかったが、参考までにそれぞれ次の資料を案内。
1.真中村の菅製造について
①『記録 笠つくりの里 郷土史料』(石川清五郎/編、仁井田菅笠生産協会、1988.3、383/イキ/郷)資料番号:124270133
2.夜学をどの学校で開始したのか
②『秋田県教育雑誌 304号〜315号』(秋田県教育会/編、秋田県教育会、1917、A370.5/47/1917)資料番号:111459723
- 回答プロセス
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1.所蔵資料資料検索にて「真中村 菅製造」をキーワードに検索。該当なし。
2.郷土資料分類383(衣食住の習俗)に関する書架をブラウジング。下記の資料を発見。
①『記録 笠つくりの里 郷土史料』(石川清五郎/編、仁井田菅笠生産協会、1988.03、383/イキ/郷)資料番号:124270133
→秋田市仁井田の菅笠製造に関する記載あり。また、P96「県内唯一の菅笠特産地の継承存続を念願してやまない」との記載あり。
2.事前調査の『日本作文綴方教育史3』は当館に所蔵が無く、確認できず。
郷土資料分類370(教育)に関する書架をブラウジング。下記の資料を発見。補助金が下りたことを裏付ける記載を確認できず。
②『秋田県教育雑誌 304号〜315号』(秋田県教育会/編、秋田県教育会、1917、A370.5/47/1917)資料番号:111459723
→第307号に懸賞論文の掲載あり。P12₋P19木村文助『夏季講習會の効果を増進せしむる方法如何』
以下の資料を確認したが記載を確認できず。
×『村の綴り方 木村文助の生涯』(畠山 義郎/著、無明舎出版、2001.7、289/キム/郷)資料番号:124274630
×『秋田県教育雑誌 280号〜291号』(1915、A370.5/47/1915)資料番号:111459681
×『郷土調査 大館市の内旧真中村』(秋田県教育委員会/編、秋田県教育委員会、A361/3-12/)資料番号:112390323
×『阿仁町史』(阿仁町史編纂委員会/編、阿仁町、1992.10、214.2/アア/郷)資料番号:124029703
×『大館の人・事典』(大館市の先人を顕彰する会/編、大館市の先人を顕彰する会、2010.9、280/オオ/郷)資料番号:124428137
- 事前調査事項
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・大野文化財保護研究会ホームページ 「木村文助年表」(2006年作成)
http://iruka.g.dgdg.jp/bunpoken/kimura-bun.htm(確認日付:2022.4.17)
→1915年 「前田尋常高等小学校訓導兼校長 村の青少年を対象に冬期間夜学開設 県より表彰」とあり
・滑川道夫著『日本作文綴方教育史3』(国土社、1983年)
→p280 「木村が秋田県初の夜間学校を真中小学校で開いたことで県から表彰された」と記述あり。
- NDC
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- 社会科学 (3)
- 参考資料
- キーワード
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- 木村文助(キムラブンスケ)
- 真中村(マナカムラ)
- 綴方教育(ツヅリカタキョウイク)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000315690