レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年01月29日
- 登録日時
- 2010/03/10 11:27
- 更新日時
- 2011/11/30 11:38
- 管理番号
- 相市-H21-038
- 質問
-
解決
相模湖町の民話を集めているので,それに関連する文献を見たい.
- 回答
-
相模湖町の民話だけを集録している本は見つけられなかったため,相模湖町や津久井の昔話・伝説・
言い伝えなどが載っている本を紹介した.
- 回答プロセス
-
直接棚を確認し、相模湖町や津久井郡の昔話・伝説・いいつたえの載っている下記資料を紹介することとした.
・『相模湖町史 民俗編』 相模湖町史編さん委員会/編 相模原市 2007 〔K1-21・s23774227〕
「第7章 むかしの伝承とことば」に言い伝え・いわれ,「資料 鈴木重光 編 『相州内郷村話(抄録)』に聞き書き伝承を掲載.
・『相州内郷村話』 鈴木 重光/著 相模湖町教育委員会 1971 〔K1-38・s23985500〕
上記で紹介した抄録の全文が掲載されている.
・『神奈川の民話(日本の民話 19)』 安池 正雄/編 未来社 1959 〔K0-38・s02460657〕
地域の記載はないが,相模北部の民話の章に『相州内郷村話』からの再話や相州内郷村話の編者,鈴木重光氏採集の話を掲載.
・『全国昔話資料集成 35』 小島 瓔禮/編 岩崎美術社 1981 〔K0-38・s04862280〕
・『神奈川のむかし話』 相模民俗学会/編 日本標準 〔K0-38・s22825681〕
上記2冊は,相模湖町の話と話ごとに町名等採集地の記載あり.
・『神奈川県の民話と伝説 上巻 新装』 萩坂 昇/著 有峰書店新社 1993 〔K0-38・s24264368〕
津久井郡の話あり. 町名記載はないが,第32話が相模湖町阿津にいた人の話.
・『神奈川県の民話と伝説 下巻 新装』 萩坂 昇/著 有峰書店新社 1993 〔K0-38・s10695112〕
こちらも町名記載はないが,津久井郡の話あり. 第3話の「参考」に内郷村の昔話が簡易なものが掲載されている.
・『神奈川の伝説』 相模民俗学会/編 日本標準 1980 〔K0-38・s02506582〕
「名馬“いけずき”と“磨墨(するすみ)”」(津久井郡藤野町・相模湖町),「高水(たがみず)」(津久井郡相模湖町)を収録.
・『神奈川の民話 3 かながわのむかし話』 萩坂 昇/著 むさしの児童文化の会 1976 〔K0-38・s00648030〕
津久井郡の民話2話あり. 町名記載はない.
・『かながわのむかしばなし50選』 神奈川県教育庁文化財保護課/編 神奈川合同出版 1983 〔K0-38・s02441608〕
津久井郡の話あり. その中の「狸和尚」は,相模湖では狢(むじな)として伝わっているとの解説あり.
・『八王子周辺の民話(郷土資料シリーズ4)』 清水 成夫/編 東京都立八王子図書館 1968 〔K9-38・s00630087〕
「小仏峠の怪女」という民話の収録あり. 小仏峠を越え急に日が暮れ,山中の祠で一夜を明かすという内容.
武相の境を越えた後なので相模湖に関係することと推察される. なお,この話は「梅翁随筆」(作者未詳)からの
引用とされ,この随筆は『日本随筆大成 第2期 第11巻』(日本随筆大成編集部/編 吉川弘文館)に
「小仏峠怪異の事」という名で収録されている.
※〔 〕内は,自館請求記号と資料コードです.
- 事前調査事項
- NDC
-
- 伝説.民話[昔話] (388 9版)
- 参考資料
-
- 「相州内郷村話」 鈴木 重光/編,相模湖町教育委員会 1971
- 「神奈川の伝説」 相模民俗学会/編,日本標準 1980
- キーワード
-
- 相模湖町
- 津久井郡
- 民話
- 昔話
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000064523