レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年03月05日
- 登録日時
- 2018/03/05 11:18
- 更新日時
- 2019/02/06 12:32
- 管理番号
- 20427
- 質問
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明治時代に絶滅したとされるニホンオオカミが、香川県内で生息していたことが書かれている資料、あるいは香川県内での生息は未確認、といったことが書かれている資料はあるか?
- 回答
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次の資料に香川県内のニホンオオカミの生息についての記述あり。
・善通寺市史 第1巻 善通寺市企画課/編・発行 1977
p.143-144「ニホンオオカミ」の項あり。次の記述あり。
「大麻山塊にもかなりの数が生息していたことは、
江戸時代後期、盛行した「こんぴら参り」の人々が、
しばしば彼らの犠牲となったこと(徳島県三好郡史)
さらには鎌倉期、山林仏教の一拠点として栄えた「龍寺」に関係する人々の墳墓が一様に、
自然石を積んだケルンであることも無関係ではなかろう。」
また、次の資料によれば、香川県内でのニホンオオカミの生息は確認されていないようだ。
・四国の哺乳類 徳島県立博物館/編・発行 2014
p.44「オオカミ」の項あり。次の記述あり。
「四国では、愛媛県、徳島県、高知県に生息していたとされていますが、
分布域や生態については記録が残っていません。
四国内に現存する標本は、頭骨が各県1点づつ知られています。
愛媛県では松山市北梅本町駄馬で捕獲されたとされるものが愛媛県立総合科学博物館に、
徳島県では美馬市の民家に伝わってきたものが徳島県立博物館に、
高知県では吾川郡仁淀川町の民家に伝わってきたものが個人宅に、
それぞれ保管されています。(谷知森 秀二)」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 哺乳類 (489)
- 参考資料
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『滋賀県で大切にすべき野生生物 2015年版 滋賀県レッドデータブック』において、オオカミは絶滅種として選定されており、他地域と異なり県内で保存されてきた標本などがなく、新たな標本や記録の発見が期待されるとある。この他に、滋賀県内におけるオオカミの標本や出没状況などに関する資料がないか知りたい。(滋賀県立図書館).
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000006-I000169270-00 (関連事例) -
ニホンオオカミについて。明治38年に絶滅とされているが秋田県内にはいつ頃まで生息していたのか。利用者所有の古文書には明治9年の記載があった。(秋田県立図書館).
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000006-I000103491-00 (関連事例) -
岩手県にニホンオオカミが生息していたのはいつごろまでか。宮沢賢治「狼森と笊森、盗森」の狼森には狼が生息していたのか。(岩手県立図書館).
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000006-I000176547-00 (関連事例) -
一般にニホンオオカミは明治38年(1905)に絶滅したとされるが、明治43年(1910)に福井市の松平試農場で補殺されたニホンオオカミとみられる動物がいるらしい。そのことに関する文献を知りたい。(福井県立図書館).
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000006-I000168285-00 (関連事例)
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『滋賀県で大切にすべき野生生物 2015年版 滋賀県レッドデータブック』において、オオカミは絶滅種として選定されており、他地域と異なり県内で保存されてきた標本などがなく、新たな標本や記録の発見が期待されるとある。この他に、滋賀県内におけるオオカミの標本や出没状況などに関する資料がないか知りたい。(滋賀県立図書館).
- キーワード
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- ニホンオオカミ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000232090