レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/12/15
- 登録日時
- 2012/01/14 02:00
- 更新日時
- 2012/04/20 10:04
- 管理番号
- 6000002582
- 質問
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解決
韓国ドラマ「イ・サン」に出てくるような、韓国の男性・女性の民族衣装のつくり方や着方の載った本はないか。型紙があるとなおよい。
- 回答
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『ハングル・伝統韓服様式』p97-292に、韓国の民族衣装の寸法の取り方あり。また『ハングル・韓服の美』p204-205には、民族衣装の着方の一部が写真で図示してある。(ただし、いずれも本文含めすべて韓国語のため、内容は写真・図より推察した)
このほか、『世界の民俗衣装』p58「まく10 大韓民国」には、チマ・チョゴリの着方が簡単に図示されている。
また、『カワイく着こなすアジアの民俗衣装』p59~65には、チマ・チョゴリの着方や、チマ・チョゴリの手入れ法やたたみ方が写真やイラストで紹介されているほか、オーダーメイドする際に必要なサイズの部位も記載されている。
- 回答プロセス
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【『韓服(ハンボッ)』について:一般的な服の名称】
・襦(チョゴリ):上衣
・内赤衫 (ソクチョクサム):男性の上衣用の下着
・袴(パジ):男性のズボン
・単襯衣 (タンソッコツ):女性用の下着。スリップ
・裳(チマ):女性のスカート。胸の下に巻きつけるタイプ
・内袴(パジ):女性の下着用のズボン。チマの下に穿く
※レファレンスで探す時は、『チマ』『チョゴリ』の他に『韓服』も入れると広がります。
【今回調べた資料で、着方や作り方のなかったもの】
●『チマ・チョゴリの遺産 まほろばの国を訪ねて』 長浜 治/撮影 勁文社 当館資料番号:002909075
チマ・チョゴリを着た女性の写真集です。巻末の解説に一箇所、チョゴリの部分解説(襟、袖など)が載っていますが、型紙などはありません。
●『世界の伝統服飾 衣服が語る民族・風土・こころ』 文化学園服飾博物館/編 文化出版局 当館資料番号:205009772
p18~21に少しだけ写真等が載っています。
●『圖説韓国の民俗』 温陽民俗博物館/編 啓蒙社 当館資料番号:203470737
写真などが載せられた資料です。
●『韓国服飾文化事典』 金 英淑/編著 東方出版 当館資料番号:206653867
服装や装飾具などの事典です。ハングルの日本語訳も載っているので、『ハングル・伝統韓服様式』と一緒に利用されるとよいかもしれません。
●『朝鮮王朝の衣装と装身具』 張 淑煥/監修・著 淡交社 当館資料番号:005819784
●『韓国の民俗文化財 服飾と信仰資料編』 大韓民国文化公報部/編 岩崎美術社 当館資料番号:002108041
ともに写真と日本語の解説つき。王朝関係の服飾資料がほしいときにオススメです。
【インターネットなどの検索結果】
●『サムルノリ衣装・チョゴリ・韓服・舞踊衣装などのオーダーメイド アトリエ クルム』
http://www12.plala.or.jp/kurum/
型紙つきの冊子『チマチョゴリの作り方』などを販売しておられます(直販のみ)。
●『田中千代・インターネット・記念館』の民族衣装コレクション
http://www.h6.dion.ne.jp/~fu35/index.html
韓服の写真と解説が掲載されています。
●『とよなか国際交流協会』
http://www.tcct.zaq.ne.jp/toyonakakokuryu/index2.html
〒560-0026 大阪府豊中市玉井町1-1-1-601(「エトレ豊中6階」)
韓服があるかどうかは確認していませんが、他国の文芸品や服の貸出も行っておられるそうです。
【結果】
日本語で作り方や型紙が書かれた本は、ほとんどありませんでした。韓服を自分で作っておられる方のブログなども確認しましたが、ほとんどの人は韓服を実際に借りて型紙を起こしたりしているようです。
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 衣服.裁縫 (593 9版)
- 参考資料
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- 【ハングル・伝統韓服様式】孫 敬子/著
- 【ハングル・韓服の美】
- 『世界の民俗衣装』 田中 千代/著 (平凡社) (P58~59)
- 『カワイく着こなすアジアの民族衣装』 森 明美/著 (河出書房新社)
- キーワード
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- 韓国
- 民族衣装
- チマチョゴリ
- 韓流(ハンリュウ)
- 韓服(ハンボッ)
- 裁縫
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000099815