レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/04/11
- 登録日時
- 2012/06/15 02:01
- 更新日時
- 2012/12/19 16:59
- 管理番号
- 滋2011-1674
- 質問
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解決
円福院木造釈迦如来坐像の概要を知りたい。
- 回答
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円福院は大津市富士見台にあります。『大津の文化財』によりますと、概要は「やや生々しさを感じさせる面貌や写実的に刻まれた衣文(えもん)の表情などに、鎌倉時代も前期の作風が看取される。像内の脚部に墨書銘があり、建久八年(1197)に安阿弥陀仏(あんあみだぶつ)によって造立されたという意味に解される。安阿弥陀仏とは高名な仏師快慶(かいけい)の号だが、銘文の文字は複数の筆による後筆である。近年では、これを快慶の真作とは考えない立場が主流だが、この場合も建久八年を制作年とみることについては是認されている。いずれにせよ鎌倉時代初期慶派(けいは)仏師の作ではあるだろう。」とあります。また同資料によりますと、像高56.3cm。国の重要文化財(明治33年4月7日指定)です。カラー写真あり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 仏像 (718 8版)
- 参考資料
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- 1 大津の文化財 大津市教育委員会∥編集 大津市教育委員会 1998年 SB-7011- 98 p.226
- 2 仏像レファレンス事典 日外アソシエーツ株式会社∥編 日外アソシエーツ 2009年 R-7180-ニ
- キーワード
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- 円福院
- 重要文化財
- 仏像
- 快慶
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000107242