レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/03/25
- 登録日時
- 2015/12/26 00:30
- 更新日時
- 2015/12/26 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-150085
- 質問
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解決
宮木あや子著『白蝶花』には「日本橋三越本店のライオン像は戦時中金属供出で無くなった」とあるが,インターネットでは「ライオン像は戦前から変わらずにある」とある。どちらが本当なのか知りたい。
- 回答
-
「戦時中の日本橋三越本店のライオン像」について,下記資料に記載がありました。【 】内は当館請求記号です。
資料1 三越本社コーポレートコミュニケーション部資料編纂担当 編『株式会社三越100年の記録』三越, 2005【673.83/055/タ】
p.151 「ライオン像、海軍省へ」の項
「太平洋戦争開戦に伴い金属回収強化を憂慮した三越は12月、シンボルともいえるライオン像を海軍省へ供出。幸運にも溶解を免れ、戦後、東郷神社に放置されているのを当社社員により発見され元の本店正面入口に再び設置された。」
資料2 大宅 壮一『大宅壮一全集 第10巻』蒼洋社, 1981【081.8/オ1-2/10】
p.186「三越 ゆるがぬ”獅子の座”/上昇する岩瀬株」の項
「(前略)三越本店の入口にあるブロンズのライオンは、日比元社長がロンドンのトラファルガー・スクェアーにそびえ立つネルソン記念塔の下のライオン像を模してつくられたものだ。戦時中、金属回収の先手をうって東郷神社に献納したが、二十三年に返還された。(後略)」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 商業経営.商店 (673 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 三越
- 三越呉服店
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000186476