レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年3月4日
- 登録日時
- 2015/04/09 14:19
- 更新日時
- 2015/06/18 18:36
- 管理番号
- M0066
- 質問
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解決
写真(資料1)の背景となっている窓のある建物が何かしりたい。また、場所を知りたい。
- 回答
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お探しの建物は、「春採会館」(S38年閉鎖)と判断した。昭和30年の市内地図に記載あり。詳細な地図は見つからなかった。地図上の位置と、バス路線図を照らし合わせると、停留所は「春採駅前」である可能性が高い。
- 回答プロセス
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写真はおそらく昭和20年ごろのもので、写真の自動車は東邦交通(現在のくしろバス?)のものとのことで、おそらく釧路市内と考えた。バスの位置が背景より低いこと、建物の後ろに背の高い建築物がないことなどから、後方に橋か鉄道がある可能性があり、駅前などの中心街ではなく、道がカーブになっている場所にある停留所を昭和40年のゼンリン地図、昭和52年のバス路線図(*1)を参考に探した。
『輪跡七十年』(大森健次,緑鯨社,2002.7)掲載の写真資料を探すと、p367左上の車両の背景に同じ建物を発見。写真を400倍拡大すると、車両正面の行先案内に「春採炭鉱行」との表示あり。その後炭鉱資料などを参考に春採方面の写真資料を検索。
*1バス路線図:『輪跡七十年』p380-381
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 大森健次. 輪跡七十年. 緑鯨社, 2002, 521p (K682/O 資料コード:214369162)
- 太平洋炭砿管理職釧路倶楽部編纂委員編. 写真に見る太平洋炭砿: 釧路炭田その軌跡. 太平洋炭砿管理職釧路倶楽部, 2004 (KM567.1/T 資料コード:214481747)
- 記憶の一枚: 太平洋炭鉱の奇跡17. 北海道新聞. 2008.11.7 (北海道新聞連載ファイル)
- 釧路市市街案内図 S30年 (複製・124/庫4)
- キーワード
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- 釧路市内
- 建物
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000170581
- 関連ファイル