レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/06/02
- 登録日時
- 2012/07/20 02:01
- 更新日時
- 2012/12/19 17:13
- 管理番号
- 滋2011-1694
- 質問
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解決
正法寺木造帝釈天立像の概要を知りたい。
- 回答
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正法寺は大津市黒津二丁目にあります。『大津市の文化財』によりますと、概要は「三眼をあらわし、フリル状の〓襠衣(がいとうえ)を着して、右手に独鈷杵(とっこしょ)を握る帝釈天像。幹部を一材から造って前後にいったん割り、内部を刳(く)り抜く構造で、内刳(うちぐり)はかなり深くほどこされ、ために像の重量は著しく軽減されている。ほとんど素地をあらわしているが、漆箔(しつぱく)の痕跡を残している。繊細な表情や控えめながら微妙な抑揚をもつ体部の造形から、京都を中心に活動した中央仏師の作とみられる。制作期は十二世紀。」とあります。また同資料によりますと、像高102.2cm。国の重要文化財(明治38年4月4日指定)です。カラー写真あり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 仏像 (718 8版)
- 参考資料
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- 1 大津の文化財 大津市教育委員会∥編集 大津市教育委員会 1998年 SB-7011- 98 p.251
- 2 仏像レファレンス事典 日外アソシエーツ株式会社∥編 日外アソシエーツ 2009年 R-7180-ニ p.554
- 3 近江文化財全集 上巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-1 p.150
- キーワード
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- 正法寺
- 重要文化財
- 仏像
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000108970