レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/03/14
- 登録日時
- 2010/09/11 02:00
- 更新日時
- 2010/09/21 12:33
- 管理番号
- 埼熊-2010-007
- 質問
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未解決
路村は全国に何か所位あるのか。千葉の他に2か所あるのは知っている。
- 回答
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路村として、武蔵野台地の新田集落や納屋集落をあげている資料はあったが、数が出ている資料は見つからなかった。
①『日本の集落』(矢嶋仁吉著 古今書院 1967)
p72 路村の例として武蔵野台地の新田集落をあげている。また「このような形状の新田集落は、武蔵野や笠懸野だけではく、全国各地に見られる景観である」とあり。
②『日本歴史地理用語辞典』(藤岡謙二郎編 柏書房 1981)
p566「九十九里浜の納屋集落、武蔵野台地に分布する開拓村などが、代表的なものである」とあり。
③『集落地理学』(矢嶋仁吉著 古今書院 1956)
p105「わが国では、近世の開拓にかかる新田集落の中に、路村という形態をもつものが少なくない」とあり、武蔵野台地をあげている。
路村とは「集村・散村・塊村と並ぶ主要集落形態の一つ。道路に沿って一定の計画性により民家が居並んでいる集落。」『郷土史大辞典 下』(朝倉書店 2005)
- 回答プロセス
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『郷土史大辞典 下』(朝倉書店 2005)の「路村」の項を確認し、その参考文献の一つである①を調査する。
また、歴史地理辞典の調査から②を確認する。
「路村」提唱者の著作である③を確認する。
その他の調査済み資料
『集落地理学の展開』(大明堂 1987)
『集落の構成と機能 集落地理学の基礎的研究』(山口弥一郎著 文化書房 1964)
『地方史事典』(地方史研究協議会編 弘文堂 1997)
『集落調査法』(矢嶋仁吉著 古今書院 1975)
p63-64 街村と路村の区別は家屋密度によるとある。
『地方史研究の新方法』(木村礎編 八木書店 2000)
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 『日本の集落』(矢嶋仁吉著 古今書院 1967)
- 『日本歴史地理用語辞典』(藤岡謙二郎編 柏書房 1981)
- 『集落地理学』(矢嶋仁吉著 古今書院 1956)
- キーワード
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- 集落地理
- 路村
- 人文地理学
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000071170