レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2010/12/18 02:00
- 更新日時
- 2010/12/20 09:49
- 管理番号
- 2010-122
- 質問
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フランスにおける柔道創始者の一人として知られるフィールデンクライス博士は、戦前に日本の駐フランス大使を務めていたスギムラという人物の協力を得たそうです。柔道を得意としたスギムラという大使が本当にいたのですか。
- 回答
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フィールデンクライス博士に協力したスギムラ大使とは、1937年(昭和12年)4月に駐フランス大使に就任した杉村陽太郎大使のことだと思われます。杉村大使は講道館で嘉納治五郎の薫陶を受け、柔道六段の腕前で、柔道の得意な外交官として有名でした。また、杉村は長年国際連盟の事務次長として、多くの国際紛争の解決に活躍し、駐イタリア大使の後駐フランス大使に就任しました。しかし、病を得て1938年(昭和13年)1月には帰国を余儀なくされ、同4月に亡くなり、外務省では、彼の多大な功績に対して外務省葬を執り行いました。その関係記録として「本邦人弔葬関係雑件 杉村陽太郎葬儀関係」があります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
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- 昭和戦前期
- 1930年代(昭和5年~14年頃)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000075518