レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/1/8
- 登録日時
- 2018/03/21 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:32
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-000606
- 質問
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解決
【白龍湍の由来について】 兼六園にある白龍湍の由来について書かれた資料はないか。
- 回答
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『特別名勝兼六園』(11825940)のp95に、「園内の庭園工作物にも花鳥風月の名称がつけられ(中略)例えば(中略)動物の名をつけて虎石、獅子巌、龍石、栄螺山、白龍湍」とあり、花鳥風月に由来する説が挙げられている。
『金城勝覧図誌 巻之上』(118604936)26~27丁に、兼六園の黄門橋が吉野十景の高門橋になぞらえてつくられたとの説が記されている中に、「手取川の断岸六七丈渓水奔下すえを飛龍岸といふ」「白布滝ハ平岨山の南腹に懸る」「深湍十余丈両岸絶壁峨々として屏列す」とあり、白・龍・湍の文字が見られる。
国立国会図書館デジタルコレクションで原文を確認できる。
【URL】https://dl.ndl.go.jp/pid/764595/1/39
吉野十景については『吉野谷村史 第3巻(自然・生活文化・集落)』(119763445)p243に記載あり。
『特別名勝兼六園』(119597667)p348~355には、白蛇龍神の信仰に関する内容があり、白蛇龍神は金沢神社において特別な信仰をうけてきたことが記されている。また、金沢神社にある二体の白蛇龍神のうち1つについて「前田家十五代利嗣夫人の朗子が生前奉斎していたのを、逝去後に前田家より金沢神社に納めたもので、前田家の奥向きに古くから祀られてきたものだったという」との記載がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000232807