レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年02月08日
- 登録日時
- 2009/02/12 14:48
- 更新日時
- 2017/12/15 12:46
- 管理番号
- 9494
- 質問
-
大徳寺の歴代の住職の「かお(花押?)」(サインのようなもののことだそうだ)がわかるものはないか
- 回答
-
次の資料を紹介。
・大日本古文書 家わけ第17ノ1 大徳寺文書之 1 東京大学史料編纂所/編 東京大学出版会 1983.7
後で、レファ協で次の情報を見つけたが、当館所蔵なし。
・『大徳寺歴代墨蹟精粋』(笠原晴信編 読売新聞社発行 昭和52年刊行 728-Y81)には、
大徳寺歴代住職の略歴(401頁~430 頁)が記載されている。
また、NDLOPACで同書を検索すると、次の注記を見つけた。
「注記:付(別冊12枚):大徳寺歴代僧印章」
*******
東京都立中央図書館さまより、次の情報をいただいた。
(1)現物確認すると『大徳寺歴代墨蹟精粋』は、タイトル通り、大徳寺の歴代住持の墨蹟を選んで図版として掲載し、釈文を付したもの。また、印章部分のみ原寸大に拡大されて掲載されており、それらの中から厳選した一部を、別冊の印章集としている。
p.401~430の「大徳寺住持略歴」(大徳寺歴代住職の略歴、開山~447世まで)は、略歴のみ。
(2)質問に「サインのようなもの」とあるので、もしかしたら「花押」のことではないか?
『大徳寺歴代墨蹟精粋』に収録されている墨蹟の中に、花押の入ったものもあるが、小さくてわかりにくい。
- 回答プロセス
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(関連事例)
・「前大徳」という役職(肩書き)のよみ方と、どういう役職なのか知りたい。 ・・・(新潟県立図書館)
https://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000072924
・京都府の大徳寺の各塔頭の歴代の僧侶名のわかる資料を調べています。・・・(国立国会図書館)
https://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000072494
・「無中出塵埃」という掛け軸(茶室にあった・大徳寺の禅僧が書いたと思われる)の言葉の読み方・意味・出典を知りたい(福井県立図書館)
https://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000066476
・貴館所蔵の『大徳寺禅語録集成』7(貴館請求記号HM172-E65)に収録されている「大綱宗彦語録」に、「うかうかと暮らすようでも瓢箪の胸のあたりにしめくくりあり」、または「うかうかと暮らすふくべと思ひしに腰のあたりにくくりめぞある」という歌がないか確認をお願いします。(国立国会図書館)
https://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000044637
- 事前調査事項
- NDC
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- 書.書道 (728)
- 参考資料
- キーワード
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- 日本-歴史-史料
- 花押(かおう)
- 署名
- 印章
- 篆刻
- 古文書
- 落款
- 大徳寺
- 掛軸
- 照会先
- 寄与者
-
- 東京都立中央図書館
- 備考
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○花押に関する主な蔵書
・花押を読む 平凡社選書 佐藤進一/著 平凡社 1988.10
・花押かがみ 1 平安時代 東京大学史料編簒所/編 吉川弘文館 1981
・花押かがみ 2 鎌倉時代 1 東京大学史料編纂所/編 東京大学 1981.3
・花押かがみ 3 鎌倉時代 2 東京大学史料編纂所/編 東京大学 1984.3
・花押かがみ 4 鎌倉時代 3 東京大学史料編纂所/編 東京大学 1985.3
・花押かがみ 5 南北朝時代 1 東京大学史料編纂所/編 東京大学史料編纂所 2002.3
・花押かがみ 6 南北朝時代 2 東京大学史料編纂所/編 東京大学史料編纂所 2004.3
・花押かがみ 7 南北朝時代 3 東京大学史料編纂所/編 東京大学史料編纂所 2006.3
・花押大集成 古美術・古文書の鑑賞・鑑定に必携 常石英明/編著 金園社 1994.3
・書の日本史 第9巻 古文書入門,花押・印章総覧,総索引 今井庄次/[等]編 平凡社 1976
・姓氏・家紋・花押 荻野三七彦/著 新人物往来社 1976
・中世花押の謎を解く 足利将軍家とその花押 上島有/著 山川出版社 2004.11
・落款花押大辞典 上巻 あ~す 淡交社 1982.12
・落款花押大辞典 下巻 せ~わ 淡交社 1982.12
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000051568