レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/05/07
- 登録日時
- 2018/01/13 00:30
- 更新日時
- 2018/06/01 17:20
- 管理番号
- 牛久-1504
- 質問
-
解決
CG比とは何か、またCG比の正常値が分かる表のようなものはあるか。
- 回答
-
CG比とは食後のCPRと血糖の比であると考えられるが、何を測る値なのかは不明。
また正常値に関しても書籍・関連HPとも発見できず、回答できなかった
- 回答プロセス
-
1.キーワード“CG比”でGoogle検索を行い、以下のサイト(※6/29現在で上から3番目に表示)を発見
「食後CPRと血糖の比(CG比)の臨床的有用性の検討(第2報)」
(http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/200902221292914960)
…逐次刊行物『糖尿病 第51号』(2008/04/25)に掲載されていることが判明。
「CG比=食後のCPRと血糖の比」か?と判明したが全文は見られず。
※レファ記録RR1000949より、CPRとはC-ペプチドのこと。インスリンがどの程度膵臓から分泌されているのかが把握できる値
ただし、「全文を見る」欄の外部リンク「医学薬学予稿集DBCLS」をクリックすると 【目的】【方法】【結果】【結論】の抄録がPDFで確認できる。
→【方法】の文中に「インスリン分泌能の指標として随時(食後1~3時間)の血清CPRを測定し血糖との比(CG比:100×ng/mg)を算出」とあった。
また【結論】に「CG比3以上」の場合と「(CG比)1未満」の場合について、対応する治療法が載っていた。
2.【事前調査事項】より、49-の棚で腎臓病について書かれた本を確認
①『腎臓病の最新治療』(川村哲也/主婦の友社/2014)
②『慢性腎臓病』(富野康日己/NHK出版/2013)
③『「CKD<慢性腎臓病>」と言われたら…』(柏原英彦/保健同人社/2011)
④『スーパー図解慢性腎臓病』(富野康日己/法研/2014)
⑤『イラストでわかる腎臓病』(富野康日己/法研/2013)
⑥『腎臓病のベストアンサー』(槇野博史/主婦と生活社/2013)
…それぞれ腎臓病の悪化レベルを測る様々な検査について書かれているが、CG比の項目はない
3.専門用語の可能性を考え参考図書も確認
⑦『看護のための最新医学講座 第3巻 循環器疾患』(日野原重明/中山書店/2005) ⑧『福祉医療用語辞典』(宮原伸二/創元社/2006)
⑨『メルクマニュアル医学百科』(マーク・H.ビアー/日経BP社/2004)
4.ここまでの経過を利用者に報告したところ、①~⑥のいくつかを借りるのでOKとのこと
- 事前調査事項
-
利用者が医師から聞いた限りでは、腎臓病の悪化レベルを測る用語と感じられたとのこと。
- NDC
-
- 基礎医学 (491 8版)
- 内科学 (493 8版)
- 参考資料
-
- 「糖尿病 第51号」食後CPRと血糖の比(CG比)の臨床的有用性の検討(第2報) http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/200902221292914960 2018/1/10 (J-GLOBAL(科学技術総合リンクセンター))
- キーワード
-
- 肝臓病,血糖,CPR,CG比
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000228250