レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年02月20日
- 登録日時
- 2012/02/20 23:15
- 更新日時
- 2012/02/21 12:08
- 管理番号
- 20120220-12
- 質問
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解決
ノミノスクネについて知りたい。
- 回答
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『国史大辞典』に次の情報があった。
のみのすくね 【野見宿禰】
「土師宿禰(八色の姓(かばね)以前は連)の祖。『新撰姓氏録』や『続日本紀』天応元年(七八一)六月条などによると、天穂日命の十四世孫という。『日本書紀』垂仁天皇七年条には、出雲国の勇士で、喚されて当麻邑の勇悍士の当麻蹶速(けはや)を相撲で殺害したとある。また、三十二年条には垂仁皇后の日葉酢媛の葬儀にあたり、それまでの近習者の殉死にかえて、出雲国の土部に人・馬など種々の物の形を埴輪に造らせて、天皇に献上したとある。ここまでは埴輪の起源伝承であるが、同条に、その功により野見宿禰は土部の職に任命されたとあるのは、土師宿禰が天皇の喪葬を掌る由縁を述べた伝承である。(以下略)」
関連項目:
土師氏(はじうじ)
参考文献:
佐伯有清『新撰姓氏録の研究』考証篇三
- 回答プロセス
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Yahoo!百科事典[日本大百科全書(小学館)]に次の情報があった。
野見宿禰(のみのすくね)
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E9%87%8E%E8%A6%8B%E5%AE%BF%E7%A6%B0/ (2012/02/20確認)
「古代の伝承上の人物、土師連(はじのむらじ)の祖。土師弩美宿禰(はじののみのすくね)とも記す(播磨国風土記(はりまのくにふどき))。『日本書紀』垂仁(すいにん)天皇7年7月条に、出雲(いずも)国(島根県)の人で、召されて当麻蹶速(たいまのけはや)と角力(すもう)をとり、これを殺して天皇に仕えたとあり、同32年7月条には、皇后日葉酢媛(ひばすひめ)の葬に際し出雲の土部(はじべ)を率い初めて埴輪(はにわ)をつくったとある。」
- 事前調査事項
- NDC
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- 神話.神話学 (164 9版)
- 参考資料
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- 日本神話事典 / 青木周平[ほか]編 大和書房 , 1997 ISBN:4479840435 p.246
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000102039