レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年02月17日
- 登録日時
- 2012/02/17 12:05
- 更新日時
- 2012/02/21 12:20
- 管理番号
- 20120217-9
- 質問
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解決
根の国について知りたい。
- 回答
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『国史大辞典』に次の情報があった。
ねのくに【根国】
⇒根之堅洲国
根之堅洲国 ねのかたすくに
「神話的思考における他界観の根国(ねのくに)。『古事記』神代には「妣(はは)の国根之堅洲国」と記し、『日本書紀』神代には「根国」のほか、「遠き根国」「底つ根之国」などと表記する。『延喜式』所載の大祓の祝詞(のりと)には「根国・底之国(そこのくに)」とみえる。(以下略)」
- 回答プロセス
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Yahoo!百科事典[日本大百科全書(小学館)]に次の情報があった。
根の国(ねのくに)
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E6%A0%B9%E3%81%AE%E5%9B%BD/ (2012/02/17確認)
「記紀神話での神々の生活の場であり、蜈蚣(むかで)、蛇、蜂(はち)、鼠(ねずみ)なども住む地底の他界。根堅洲国(ねのかたすくに)ともよばれる。「ね」の語義は、根源または大地(「な」の転)の意で、妣(はは)(亡母の意)の国と重ね用いられ、地上との境を黄泉比良坂(よもつひらさか)という。また極遠之根国ともよばれることから、若干の黄泉国(よみのくに)、あるいは常世国(とこよのくに)との関連の印象も示す。素戔嗚尊(すさのおのみこと)がこの世界に赴いて主者となり、ここへ訪れた大国主命(おおくにぬしのみこと)に試練を与えて、最後に葦原中国(あしはらのなかつくに)の王になれとの詔を与えることは、この他界が地的宗儀の原点であったことを語る点で重要である。(以下略)」
- 事前調査事項
- NDC
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- 神話.神話学 (164 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 神道史大辞典 / 薗田稔, 橋本政宣編 吉川弘文館 , 2004 ISBN:4642013407 p.789
- 日本神話事典 / 青木周平[ほか]編 大和書房 , 1997 ISBN:4479840435 p.243, 244
- キーワード
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- 根堅州国(ねのかたすくに)
- 日本神話
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000101882