レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/10/12
- 登録日時
- 2019/12/14 00:30
- 更新日時
- 2019/12/19 14:41
- 管理番号
- 葛中-2019022
- 質問
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解決
葛飾区にかつてあった奥戸村の歴史や当時の様子を知りたい。
- 回答
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奥戸村は現在の奥戸・新小岩・東新小岩・西新小岩・鎌倉・細田・高砂の地域にあった村です。『かつしかの地名と歴史』によると、奥戸村は、古くは江戸時代1649・1650(慶安2・3)年の記録「武蔵田園簿」に名が記されています。1889(明治22)年には市制町村制により、奥戸村と上小松村・下小松村・奥戸新田・曲金(まがりかね)村・細田村・鎌倉新田・上平井村などが統合し大きな奥戸村となりました。
『葛飾区史増補上巻』にある1930(昭和5)年の各町村産業別人口を見ると、奥戸村では農業従事者が37.8%を占め、区内でも農業がさかんな地域であったことがわかります。1917(大正6)年に発行された『奥戸村史』には、奥戸村の沿革や当時の産業・気候・行政・教育・交通などが記されており、例えば農業収入の表からは当時どのような農作物が作られていたのかわかります。『奥戸村史』は中央・立石図書館にCD-ROMの形で所蔵しており、館内のビジネスパソコンで閲覧できます。
その後奥戸村は44年間存続し、1932(昭和7)年10月1日に市郡併合により奥戸町となりました。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
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1 『かつしかの地名と歴史』 葛飾区郷土と天文の博物館/編 葛飾区郷土と天文の博物館 2005,p.6-46
2 『葛飾区史 増補 上巻』 葛飾区役所/編 1985,p.107-108
3 『即位記念 奥戸村誌 全 大正6年12月発行 PDF版』 東京府南葛飾郡奥戸村/著 東京府南葛飾郡奥戸村役場 1917
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1 『かつしかの地名と歴史』 葛飾区郷土と天文の博物館/編 葛飾区郷土と天文の博物館 2005,p.6-46
- キーワード
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- 葛飾区,村落,歴史,奥戸,村
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000270248