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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000114710
提供館
(Library)
横浜市中央図書館 (2210008)管理番号
(Control number)
横浜市中央2153
事例作成日
(Creation date)
2012/07/26登録日時
(Registration date)
2012年11月24日 02時00分更新日時
(Last update)
2012年12月09日 19時37分
質問
(Question)
新橋-横浜間に初めて鉄道が通ってから、日本全国に鉄道が広がっていったことについて、特に貿易と運送の面から調べています。
生糸などの製品を、関東各地の工場から横浜へ鉄道で運んだ事実がわかる資料は、ないでしょうか。
生糸の貨物輸送量の変化、富岡製糸場のような官営工場から運ばれた鉄道貨物量などを探しています。

次の3冊は調査済みです。
『横浜の開港と交通の近代化』西川武臣/著 日本経済評論社 2004年
『東海道線誕生 鉄道の父・井上勝の生涯』 中村建治/著 イカロス出版 2009年
『貨物列車 機関車と貨車の分類と歴史がわかる本』 高橋政士/著 松本正司/著 秀和システム 2011年
回答
(Answer)
1 鉄道の貨物輸送量等のデータが載っている資料をご紹介します。
  官営工場から運ばれた鉄道貨物量のデータについては、見つけられませんでした。

 (1)『横浜市史 第4巻 上』 横浜市/編集 横浜市 1965年
   p.616からの「第二編 諸産業の発展 第三節 鉄道の発展」に、明治26年から大正
   2年までの4~5年おきの貨物列車運転回数、明治36年から38年までの横浜・神奈川
   両駅の発着貨物種類別トン数(絹布あり)、生糸主要駅発着屯数一覧図等が出て
   います。
 (2)『近代日本商品流通史資料 第11巻 鉄道局年報』 日本経済評論社 1979年
    明治36、40年、大正8年、13年の主要貨物の発着駅別の数量が出ています。
 (3)『重要貨物情況 第13編 繭、生糸、絹織物ニ関スル調査』
   鉄道省運輸局/編 鉄道省運輸局 1926年
   大正時代の繭、生糸、絹織物の鉄道輸送の状況が出ています。大正10年~13年の
   主要駅の繭の発送数と到着数、大正8年~大正13年の運輸事務所別生糸輸送数量
   等が出ています。
 (4)『重要貨物情況 第1輯』 鉄道省運輸局 1925年
   大正11年~13年の絹織物の駅別発送噸数等が出ています。また、p.500からの「第三節
   生産地状況」に主要販路ごとの数量、価格や織物種別ごとの数量、価格が出ている
   地域があります。
 (5)『鉄道省鉄道統計資料 大正10年度』 鉄道省 1924年
   p.124~129に繭、生糸、絹織物類の鉄道局(東京鉄道局、名古屋鉄道局等)別の
   発送数量、運賃、到着数量が出ています。
   *昭和4年度まで所蔵しています。
 (6)『近代資本主義の組織』 中林真幸/著 東京大学出版会 2003年
   「第3章 輸送基盤の整備と原料市場の統合」に「官営鉄道線繭発着量」(1903~
   1907年)、「日本鉄道線繭発着量」(1900~1907年)、「成田鉄道線、房総鉄道線、
   総武鉄道線繭発着量」(1901~1906年)が出ています。また、輸送網の形成、整備に
   ついての記述もあります。
 (7)『日本の製糸都市』 大迫輝通/著 古今書院 1987年
   「第Ⅰ部 製糸都市の推移と現況 第1章 製糸都市の形成と発展」に「鉄道の発達
   と製糸業」、「繭と生糸の鉄道輸送―1919(大正8)年の国有鉄道―」という項目があり、
   都道府県別の「到着繭および発送繭重量」等のデータが出ています。
 (8)『鉄道貨物輸送と停車場』 上楽隆/著 東神堂 1993年
   p.8からの「③明治期鉄道の建設と貨物輸送」に創業時代の鉄道路線図(明治23年
   度末まで)、駅数の推移(明治6~40年)が出ています。p.39には「鉄道輸送物資の
   動向」(明治41~大正5年、絹糸、絹布あり)もあります。

2  鉄道の開通状況がわかる資料
 (1)『鉄道一瞥』 鉄道省/編 鉄道省 1921年
   p.61~124の年表に、明治6年9月、新橋横浜間に貨物運輸を開業、明治16年8月、
   日本鉄道は貨物運輸を開始等、貨物運輸に関する記述が見られます。
   巻末の「国有鉄道統計図表」の中に「国有鉄道線路開通状態」があり、日本地図上に
   路線図が書かれ、開通期間ごと色分けされています。
 (2)『明治工業史 鉄道篇』 工学会/著 工学会 1926年
   p.190~196の「第二編 官設鉄道総説 第三章 官設鉄道主要線開通年月」と
   p.479~482の「第三編 私設鉄総説 第三章 私設鉄道主要線開通年月」で主要路
   線の開業年月がわかります。p.623からの鉄道年表では、貨物運輸の開業年月がわかり
   ます。
 
3  生糸と鉄道の関係に触れた資料
 (1)『近代日本商品流通史資料 第12巻 本邦鉄道の社会及経済に及ぼせる影響』
   日本経済評論社 1979年
   p.869~902に「第九章 鐵道の蠶絲業に及ぼせる影響」が出ています。
 (2)『鉄道』 老川慶喜/著 東京堂出版 1996年
   p.91~93「28 路線をのばす「絹の鉄道」製糸業の発展と鉄道輸送」、
   p.127~130「38 横浜商人が要求した「絹の鉄道」横浜鉄道の計画と海陸連絡」という
   項目があります。
 (3)『横浜港と生糸貿易』 横浜みなと博物館/編 横浜みなと博物館 2012年
   横浜みなと博物館で行った企画展の図録のため写真が中心ですが、p.30に「横浜港と
   生糸貿易関係年表(1850年代~1966)があります。

回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
鉄道運輸  (686 8版)
繊維工学  (586 8版)
製糸.生糸.蚕糸利用  (639 8版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000114710解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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