レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年12月31日
- 登録日時
- 2010/01/28 16:21
- 更新日時
- 2011/02/19 10:58
- 管理番号
- さいたま-緑-20100008
- 質問
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解決
馬場小室山遺跡とはどのような特色のある遺跡なのか。また、発掘調査においてどのような出土品があったのか、知りたい。
- 回答
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馬場小室山遺跡(ばんばおむろやまいせき)は、さいたま市緑区三室の見沼を見下ろす高台に位置する、縄文時代中期から後期の大規模な集落跡である。昭和44年から32回にわたって発掘調査が行われ、報告書が発行されている。この調査では縄文後期中葉から晩期に形成された盛土遺構、各時期の住居跡などを確認。多種多様な土器類、石斧、磨石などのほか、信仰・祭祀に関連する石剣、土偶、装身具、勾玉などが発掘された。なかでも、男女一対の土偶を配した土器や、写実的な人面画を施した土器は、他に例を見ない貴重な資料として全国的に注目され、平成10年3月、埼玉県の有形文化財(考古資料)に指定された。
またさいたま市は、平成17年3月、住宅地として開発が進んだ区域の一部を市指定文化財(史跡)に指定した。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
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- 『さいたま市文化財調査報告書 第6集 新指定文化財調査報告』 さいたま市教育委員会 2005 (p28-p31 馬場小室山遺跡)
- 『浦和歴史文化叢書7 馬場小室山遺跡』 浦和市郷土文化会編 さきたま出版会 1984
- 『浦和市出土品百選』 浦和市教育委員会 1994 (出土品11点をカラー写真で紹介)
- 『馬場小室山遺跡;遺跡のサイエンスとアート、そして未来へのマネジメント』 馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム実行委員会・馬場小室山遺跡研究会 2008
- キーワード
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- さいたま市緑区
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000062614